Breakfast Of Champion Sound

Neil Landstrumm - Bambaataa Eats His Breakfast

ここ数日のこのブログを見て下さってる方なら、もう毎日「ミューミュー」言いやがってどうせまたそうだろうが!とお思いでしょうが・・・大正解です!。ただ今日はPlanet Muのリリースというのはもちろんのこと、それを別にしても注目のリリースなんですよ。単純にこの人の大ファンだってハナシでもあんだけど、Neil Landstrummのニューアルバムです!。90年代中期から跳ねるようなビートに重たいベース、クレイジーなブリープシンセを撒き散らしたクールでイカれたエレクトロテクノサウンドを作り続けているLandstrumm。2000年代に入ってからはアルバムリリースがほぼ無かったものの、07年にPlanet Muからアルバムを出して以降は年一ペースが復活して今年も出してくれました。やった!。「Bambaataa朝食中につき外しております」みたいな相変わらずフザケたタイトル&カヴァーも楽しい今回、とうとうと言うかやはりと言うかしっかりダブステップやってまっせ。しかしそのサウンドは進化したNeil Landstrummサウンド。2007年くらいといえばブレイクビーツサウンドの進化&深化が顕著なのはお馴染みですが、それとしっかり同調しつつどう聴いてもこの人らしい音色とグルーヴで、流行とか以前にファンク感&変態カッコいいファンキーセンスがあるある!。




〜合わせて聴きたい盤〜

Neil Landstrumm - Brown By August (1995)

スコットランド出身、グラフィックアーティストでもあるLandstrumm氏、インパクトがスゴいデビュー盤。シカゴテクノ的グルーヴィーなテクノビートにやたらポルタメントが効いてるポニョンポニョンしたシンセのクレイジーさが既に変態クレイジークール。Peacefrog recordsから。


Neil Landstrumm - Bedrooms And Cities (1997)

96年からドイツのTresorよりアルバムをリリースしはじめるLandstrumm氏。エレクトロのテイストを出しはじめ音も太くなってやたらカッコいい3rd。本人の注目度も上がった盤で、一時期やたら中古盤で見かけた記憶がある。そんだけ出回ってた証拠だな、・・・売るなって!。彼もメンバーといってもよかった、Cristian Vogelの変態テクノ運命共同体No Futureも最盛期だったころだっけか。


Neil Landstrumm - She Took A Bullet Meant To Me (2001)

Tresorからのリリースはここまでで、アルバムリリース自体も一休み。一区切り付いたわけだが、それまでに展開していたファンキー、アブストラクト、エレクトロからブレイクビーツも出てくる。ダークさもいい。


Neil Landstrumm - Restaurant Of Assassins (2007) / Neil Landstrumm - Lord For £39 (2008)

・・・12インチシングルのリリースはあったようだが、アルバムでは2007年の「Restaurant Of Assassins」で鮮やかに復活!。しかもPlanet Muという実に相性のいいレーベルからで!。復活作はアシッド&ラガテイストが加わりThe Ragga TwinsとSi Beggがゲスト、とオレの好きなモンばっかで構成されてる傑作!。昨年の前作はラガ&ブレイクビーツ感増量でウニョウニョしたベースラインが特徴の傑作!。要はグライムっぽくなったともPlanet Muっぽいとも言うべきかもだが、傑作たる最新作への流れは実に納得。


Sugar Experiment Station - Ultramonotone (1997)

「Lord For £39」にも参加してる旧友Tobias Schmidtとのユニット。アルバムはこれだけだけど、このコンビもまだやってるそうで。No Future特集もいつかやりたいが、それぞれみんな活躍してるのは嬉しい限りなんである。ヴォーカリストになっちゃったJamie LidellほかVogel、Landstrumm、Tobias Schmidt、Si Begg、Justin Berkovi、Ibrahim Alfa、Adam X、Dave Tarrida、Subhead・・・そうそうたるスター・・・いやデススター達だ!。



・・・オレがこのブログをはじめたきっかけは、マイベストアルバムランキングを作る際の情報整理&参考がモチベーションの一つでして。実は昨年「Lord For £39」をランクに入れ忘れていたのだ!。音楽好きならランキング作りの苦労(&楽しさ)と入れ忘れの悔しさはわかっていただけよう。しかし、ブログはじめてますます収拾つかなくなってるような気も・・・。