2011-01-01から1年間の記事一覧
そんなこんなで...、なんて軽い言い草するには色んなことがありすぎた2012年も大晦日。リストアップスタイルをお休みして今年最後のピックはハードミニマル・テクノヒーローBen Sims、10年以上あるキャリア初のオリジナルアルバムで年納め!。やさぐれどさぐ…
慌ただしい年の瀬をグライミーに!。ということで、2011色々まとめシリーズ第二弾はまたしてもグライムEPで、そのインスト版編。要するにトラックメイカーの方に注目したリストってとこね。色んな音楽要素があるものってより、ラップ用トラックっぽいもので…
12月は各所のベストリストを見て過ごすのがことのほか最高な時期!。と、勝手に楽しんでおいて手前のリストはどうした?!というと、基本年明けてから発表することにしてます。そこでそれまでの間、今年後半ブログに取り上げ損ねたブツをまとめるシリーズの…
毎年年末12月といえばマーケティング的に大物のアルバムリリースが相次ぐもんだけど、今年はそんなでもない感じのような。CDで音楽買う時代じゃなくなってきてるってのが反映されてんのかな?。そんな中これは大物で内容も期待できるのがCommonのニューアル…
このブログでMadlibに関しては「00年代前半の仕事が良かった」ってのを事あるごとに書いてきた。逆に言えば00年代後半の何が物足りなかったの?ってことだが、要するにシンプルなラップアルバムを出して欲しかったってワケだったんだなと。って言うのは彼が…
Pac Divイイよね〜。ウェストコーストヒップホップのもう一つの重要な系譜である非ギャングスタラップの系列に位置できる新しい世代のラップグループだ。先人の具体例出しちゃえばThe PharcydeとかSouls Of Mischiefあたりだが、単に影響を受けてるってだけ…
ミネアポリスのヒップホップコレクティヴDoomtreeの紅一点、Dessaのニューアルバムはデビューアルバム「A Badly Broken Code」からの曲を含む過去のマテリアルを生バンドによる演奏で再現したスタジオライブ盤。ウッドベース、ヴィブラフォン、ヴィオラなど…
フロムLAのLiving Legendクルー、ElighのニューアルバムはZion IのトラックメイカーAmp Liveとのダブルネームなコラボアルバムで、それも納得なAmp Liveの縦横無尽なサウンドプロダクションにまずは圧倒される。エレクトロニックな音要素をふんだんに使った…
ノースカロライナのLittle Brother一派、Hall Of Justusの一員であるグループThe A-TeamならぬThe Away Team。ニューアルバムである3作目はトラックメイカーのKhrysis、MCのSean Boogそれぞれの成長の後が伺える会心の一作。Khrysisのトラックは所謂90sヒッ…
Black MilkとDanny BrownのコラボEPが出ると知ったとき最初に思ったのは、Danny Brownの珍作にして奇作にして傑作だった「XXX」の後だけに地味に聴こえるんじゃないのかな?ってことだったんだけど、実際アレと比べたらそりゃ大人しいかもしれないがこの「Bl…
新作リリースの一報が「戦じゃ!戦じゃ!」というバトルクライの様に思える人たちと言えばM.O.P.。そんなニューアルバムはドイツのヒップホップ・プロダクションチームSnowgoonsとのコラボアルバムで、タイトルが「Sparta」ときた。期待通り例の「ジス・イズ…
Statik Selektahのアルバムがもう出たって?。ビートが無尽蔵に湧き出る魔法の泉、だわなこりゃ。全20曲のフィーチャリングゲスト40組超というドえらいヴォリュームにも圧倒される本作、Statik Selektahが最近「イイゼ!」と思っているニューカマーなラッパ…
胡散臭くむさ苦しい面構えなアートワークが「どれどれ」と覗き見たくなるこれは、メキシコ生まれのテクノアーティストMauricio Rebolledoのデビューアルバムで、あのMatias AguayoのレーベルComemeからの記念すべきアーティストアルバム第一弾なんだそうな。…
テクノマイスター!。90年代から活躍してるジャーマンテクノの大ベテランAlter Egoの片割れRoman Fluegel、恐らく個人名義では初のアルバムかな?。すごいイイよ!。その長いキャリアを通して色んなタイプの音楽スタイルをやってきてる人だけど、このアルバ…
ExileってもLAアンダーグラウンドヒップホップのトラックメイカーの方ね、のExileさん。3作目のソロアルバムは「お前が歌うんかい!」なんてごっつええ感じな突っ込み入れてしまいそうなアートワークじゃんオイとか思ったら...ホントに自分でラップしてんの…
とてもナイスなステップぶりで2011年印象深いアルバムだったLV & Josh Idehenの「Routes」。コレをリリースしたKeysound Recordsがさらに立て続けにアーティストアルバムを2作出してて、これがどっちも良かったんでまとめて今日のネタに!。 Sully - Carrier…
今日も来年のベストアルバム候補の話...先のことばっか言うクセに計画とかは全然立てない典型的なタイプだけど、間違いなく言えるのが、テクノ好きならコレには絶対ヤラれるよ!、っていうSpace Dimension Controllerだ。やや漫画チックなSF感を、デトロイト…
またしてもフューチャーガラージもの。Broken BubblesからBonecoldなるマンチェスターのアーティストアルバムを。名前の通り骨身も凍るようなアンビエンスがまずは秀逸。ビートは複雑だけど当たりは強くなく、ガラージや2ステップの「カチャカチャ」、「コト…
11月になって年間ベストのことでそわそわしがちな今日この頃、今回はそれもちょっと飛び越えていっちょ来年の予想でも。と、言うよりは展望と言うか要は期待or希望なんだろうが、来年はフューチャーガラージのアーティストアルバムが沢山出て欲しい、ってこ…
音楽好きであるほど「好きなアーティストは?」とか「好きな曲は?」という質問はとても答えに窮するものがある。要するに「そんなのすげえいっぱいあっから!」なんだけど、好きなレーベルに関しては答え決まっているのだ。Depth ChargeことJ. Saul KaneのDC…
良しにつけ悪きにつけ「ジャズラップ」という言葉から真っ先に思い浮かぶ名前といえばUs3。腹割っちゃえば今でも活動してたなんて全然知らなくて、2年ぶり8作目のアルバムと聞いても「そんな出してたのか」とか「結構最近も出してんじゃん」という驚きの方が…
Whatuptho?! ウエストコーストのリヴィング・レジェンドなアンダーグラウンド・ヒーローMurs。近年はコラボなんかを含めると毎年アルバム出してるくらいの勢いな勤勉ラッパーさん、個人名義のソロアルバムとしては3年ぶり。だからってワケでもないだろうが、…
前回Anworth Kirkを調べてたらBoomkatの「カスタマー同時購入作品」みたいなやつでイイのをめっけたんでそいつが本日のセレクト。随分お手軽な発見の上に去年のアルバムだけど...、Expo '70というバンドのメンバーMat HillのソロプロジェクトUmbertoです。70…
もうすぐハロウィンだ!。そこで思い出したのが去年のハロウィンにあのDemdike Stareがやっていたミックス「Samhain Slant Azimuth」。同時にコレを一緒にやってたAnworth Kirkも思い出したんで調べてみたら、アルバム出してました。しかも2作目、ちゅうこと…
RJD2今年はサイドプロジェクトで攻めるようです。変名のThe Insane Warriorに続いては、ヴォーカリストのAaron Livingstonとのコラボデュオでその名もIcebird。かなりしっかりとした歌ものユニットで、あんまり極端にヒップホップなビートはないがヒップホッ…
♪モンキ〜タウンへ連れてって〜、ってか!。Modeselektorの新作が出たとあっては浮かれモードで「ウッキー!」なのはやむを得まいて。Moderatやミックスアルバム、「Modeselektion」など諸々リリースはあったものの、オリジナルアルバムは2007年のセカンド以…
まあ色んなダブステップが出てきてる昨今、されどルーツも忘れることなかれという気分になる良いアルバムなのがポーランドのダブステッパーRadikal Guruのデビュー作。ポーランド産っつってもジャマイカ以外のエスニック感はなく、トラディショナルなダブ&…
久しぶりのMC Tali!。ここ数年はフィーチャリングで時々名前聞く位だったんでこれは嬉しい7年ぶりのセカンドアルバム。今回はFull Cycle関連ではなく、Ram TrilogyのShimonがやってるAudioPorn Recordsからのリリース。トラック製作もその界隈の連中中心で…
さしずめワンマンバンド。アンダーグラウンドヒップホップ界の良心、J-LiveのニューアルバムはカヴァーのアートワークにもあるようにMC、プロデューサー、DJの三役を一人で賄うというコンセプト。まず一つ、プロデューサーとしては自身が手掛けるジャジーで…
今年、ヒップホップのマイベストアルバムはElzhiの「Elmatic」かもとか思ってたとこに今度はこんなフリーのミックステープが出たよ。「Elmatic」でバックトラックを「演奏」していたバンドWill Sessionsのリアルなセッションを収録したという、これまたご機…