2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Biosphere - N-Plants

なんだか早かったような、そうでもないような。あれってちょっと前の出来事のような、随分昔の出来事のような...そんな2011年、上半期最後に相応しいアルバムを取り上げよう。ノルウェーのアンビエントテクノ・アーティストBiosphereことGeir Jenssenの最新…

Shabazz Palaces - Black Up

Shabazz PalacesとはあのDigable PlanetsのリーダーButterflyことIshmael Butler のソロプロジェクト。デビューアルバムの「Black Up」はなんとSub Popからのリリースってんだから驚くわいな。90年代ジャジーなヒップホップの代名詞のような存在だったDigable…

Arnaud Rebotini - Someone Gave Me Religion

花の都から全世界にエレクトロな悪名を轟かせるBlack StrobeのArnaud Rebotiniのアルバムが出たぞ。ダーク&ゴシックでずっしりとした空気の最早今時珍しい感じもするテクノサウンド。80年代くらいまで遡れるくらい包括的にこれまでのエレクトロニックミュー…

Pierre LX - Out 1

デトロイトテクノ好きはチェックせよ。デトロイトインフルエンスドなエレクトロニックミュージックは色々あるけど、Pierre LXのデビューアルバムが凄くユニーク。デトロイトテクノのパーカッシヴでファンキーなグルーヴへの着目が素晴らしく、コズミックなシ…

Africa Hitech - 93 Million Miles

Mark PritchardとSteve Spaceck。何でもやる二人だけどSpaceckのソウルとPritchardがよく展開していたヒップホップは結構控えめにし、アシッドを含むシカゴハウス、DNB、グライムやガラージ、ダブ、ダブステップ、ダンスホールサウンドなどなどから影響を受…

Bad Meets Evil - Hell: The Sequel

さてBad Meets Evilのアルバム、Royce Da 5'9"のファンとしては当然取り上げますよ。そんな立場からするとRoyceワールドワイドにお披露目だなというとこだがサスガ、文字通りに火を吐かんばかりの凄まじいラッピンとリリック。恐らく大多数であろう「Eminem…

Random Axe - Random Axe

Random AxeはデトロイトのBlack MilkとGuilty SimpsonにニューヨークのSean Priceの3人によるコラボトリオ。これは気になる顔ぶれでアルバム期待しておったぞ。そんな期待に十分応えてまず文句なく素晴らしいのがBlack Milkのトラック。トレードマークのパタ…

Faith SFX - Man Or Machine

原発に関しては当然反対派!。しかし電気は環境を破壊しない程度にジャンジャン使いたいわな〜、こちとら暑がりなんで夏は特にね!。という反対派からも援護派からも煙たがられそうなスタンスだからか、音楽製作において今エコなのはヒューマンビートボクシ…

Lamb - 5

Lambも再結成してたって知ってた?!。90年代中盤のトリップホップシーンに咲いた一輪の花、それも美しき毒花といった感じのAndy BarlowとLou Rhodesのデュオ、タイトル通り5作目のニューアルバムは8年ぶり。オーガニックな音やロックっぽい感触のトラックも…

They Live - Cancel Standard

「ゼイリブ」と言えば「名作だよ」と他人に薦めたら「どこがだ!」と言われて「そうだ、B級の名作って言わなきゃいけなかった!」ってのが一部の人間にはあるあるネタであろうあの映画を思い出しますが、そんな作品名を名乗るユニットとなれば気になって仕方…

Oddisee - Odd Seasons

ここ数年何が腹立つかと言えば天気!。観測史上例を見ない何かなんてしょっちゅうだし、季節の変わり目も随分曖昧。特に真夏以外は一日で天候や温度が極端に変わるのがイライラするね!。「今日は例年並の暖かさ(寒さ)です」とか言われても例年並がもうわ…

B - Je s u s ▲

現在のヒップホップシーンにおいてはその軽やかで涼やかな佇まいからして他に類をみないラッパーぶりでファンも多かろうLAのMC、Blu。しかしこの人まだ正式なソロデビューアルバムを出しておらず、これまでリリースしてきたアルバムはコラボ作かそれ以外とい…

Elzhi - Elmatic

Slum VillageのElzhiがフリーのミックステープとして発表した「Elmatic」。言うまでもなくNas「Illmatic」のトリビュート盤なんだが、これがただビートに乗っけてフリースタイルしているなんて甘っちょろいものではなく、驚きの傑作だった。まずトラックは全…

Soom T & Disrupt - Ode To A Carrot

なんだか今年は神もホトケもへったくれもあったもんじゃねえな、という気分な年ですねえ。そこで我々はジャーやアタリにしがみつくべ!と、ミエミエのイントロダクションで取り上げるのが、ドイツのチップチューン・ラガダブ・レーベルJahtariのDisruptが女…

Edo. G - A Face In The Crowd

ボストンズ・ファイネスト、Edo. Gと言えば元々デビュー当時からメイチャー(大人びた、成熟した)なラッパーという印象の人だが、この度リリースのソロ名義3作目は単なる充実作というだけではなく、キャリア20年を迎えるモノホンの大人ラッパーぶりに感嘆す…

Wise Intelligent - Wise Intelligent Iz The Unconkable Djezuz Djonez

90年代のヒップホップシーンの中でも特に印象深いアクトの一つPoor Righteous Teachers。その中心人物Wise Intelligentは00年代も活躍中で、今年3rdソロアルバムが出ました。しかしこれがまたサウンドが随分ハデハデでびっくりしまして。メインストリームと…

Blitz The Ambassador - Native Sun

ガーナ出身ブルックリン育ちのアフロセントリック・ポイント・オブ・ビューなラッパー、Blitz The Ambassadorの4作目。アルバム出すごとにアフロミュージックの要素が強くなってる人で、今回はもう生バンドによるアフロビート、エシオジャズファンクにまで到…