Welcome To The Sideshow

Sideshow - Admit One

Ninja Tuneのベテラン忍者、FinkことFin Greenallのニュープロジェクト。元々チルなブレイクビーツから突如フリーフォーク風の音をやりだしたFinkさん、すこし元に戻ったみたいだけどこちらはかなりダブ。「ダビー」でなくてしっかり「ダブ」。そしてオレの提唱する「Paul St. Hilaireが参加しているアルバムは基本的に傑作」という説を立証するグッドな盤でもある。


〜合わせて聴きたい作品〜


Fink - Fresh Produce (2000)

FinkのファーストはNinja Tuneのチルアウト寄り配下レーベルN-Tone(現在はリリースなし?)から。久しぶりに改めて聴き直したが、「Admit One」と質感が一緒なのは当然だわな。


Fink - Biscuit For Breakfast (2006)

で、音楽的にはJack Johnsonみたいになったこれに続くわけだが、音楽の感触みたいなものはやはり上記2作に通じてる気が。色んな音楽性を割り切ってやってるんではなくて、本質的なものは変わらずアプローチの仕方が違うだけというか。ただこのアルバムが完成したとき、さすがに音楽性が変わりすぎてるしレーベルカラーに合わないんじゃないかと心配して、レーベルのスタッフに「友達の作ったデモ」として聴かせたというエピソードがあったとか。本人いわく「クビになるかと思った」って。


Rhythm & Sound w/ Tikiman - Showcase (1998)

そしてPaul St. Hilaireをフィーチャーした、Rhythm & Sound・・・要するにベーシック・チャンネルのアルバム。正確には5曲とそのダブ・バージョン5曲で全10曲。ベーシック・チャンネルがよりダブ・サウンドへと進化&深化した恐るべきトライアンフ。ヴォーカルをフィーチャーしたってこともミソだな。ちなみにPaul St. Hilaireさん当時はTikimanという名前でした。