Human Folk Tornade

Tim Exile - Listening Tree

自分の声やヒューマンビートボックス的ボイスパフォーマンスを録音しループさせ、それに乗せて歌うというライヴを展開していたJamie Lidellだが、近年は本格的にヴォーカリストとして活躍しているのは昨年の「Jim」で大いに知られることになりましたね。そしてそんなJimが進まなかった道をグイグイ進むんでないか、と勝手に思ってたのがこのTim Exile!。声ネタを使った奇妙かつブルータルなグラインドコアドラムンベースサウンドを展開していたもんだったしね。で、祝20周年のWarp Recordsからの本作なんですが、歌ってるよ!。全然さっき言った方向進んでなかった!。悪いアルバムではないけど・・・。


〜合わせて聴きたい作品〜


Tim Exile - Nuisance Gabbaret Lounge (2006) 

Timの前作。先述した通りの音でかなりシビレル!。しかしこれがPlanet μからのリリースで「Listening Tree」がWarp・・・レーベルに合わせすぎだ。


Jamie Lidell - Muddlin Gear (2000)

JimのファーストアルバムはいかにもNo Future一派の頃らしいキテレツでグチャグチャなテクノ。「Jim」で彼を知った人は手を出さない方がいいと思いますが、1曲だけヴォーカルの入った曲があってこれがカッコいいので始末が悪い。


Super Collider - Head On (1999)

大好きなアルバム。JimがNo FutureのドンCristian Vogelとのユニットでヴォーカリストの資質に目覚めた作品。歌うんならTimにはこういう感じを目指してほしかったよ。


Neon Neon - Stainless Style (2008)

Super Fury AnimalsのヴォーカルがBoombipと組んだ企画盤。ここまでモロ80sテイストじゃないけど「Listening Tree」聴いたときこのアルバム思い出した。Neon Neonに関してはBoombipが器用なのに驚いたがね。


・・・TimがJimの曲をリミックスしたら面白いんじゃないか?。