Bursted Dancehall
アルバムカヴァーが「人が俺のことを何と言おうが、それは俺じゃない」と言わんばかりのこれ、UKはシェフィールドのグライム&グライミーヒップホップなトラックメイカーToddla Tのデビュー盤。Machines Don't Careの一味でもあるだけにフィジット、バイレファンキ、ボルチモアブレイクスなんぞの要素もあるが、全曲ラガ入ったMCとヴォーカルをフィーチャーしたグライムがメイン。もっといえば「ダンスホールもの」か。そのダンスホールの新しいヴァリエーションに意識的なのがイイ。流行のビートが云々以前のチンピラ感も大いに好感触。
↓なんとなく「これでいいのだ」な、ビデオなのだ
〜合わせて聴きたい盤〜
Roots Manuva - Slime & Reason (2008)
「Skanky Skanky」にフィーチャーされてるMCやヴォーカリストたちはニューカマーが多いが、こんな(UKブレイクビーツシーンの)大御所もいるよ。Toddla Tはこの盤で半分くらいトラック作ってるからお返しで、か。しかしRoots Manuvaのアルバムって駄作がないね。カヴァーも最高。
Benjamin Zephaniah - Naked (2006)
参加アーティストでもう1人。なんとUKの作家で詩人でダブポエット、Zephaniahさんも登場。ハードコアなラスタファリアンのようだけど、Bomb The Bassとかとも一緒にやってたり、このアルバムもUKブレイクビーツの色々な要素があったり、音楽への接しぶりも面白い方です。
Machines Don't Care - Machines Don't Care (2008)
Toddla TにAffie Yusuf、Detboi、Drop The Lime、Fake Blood、Harve、Sinden、Trevor Loveysというオールチンピラ・・・いやオールスターユニットで予想通りのニギワい盤。そうそうたる面子だけど半分はまだフルアルバム出してないよな。
・・・人が俺のことを何と言おうが、それは俺じゃない。けど同一人物。おもろいセルフパロディを嬉々としてやる人っていいよね。泥酔してんのかもしんないけど。