Important Process

Zo! and Asylum 7 - Overdue Process

今月はどうやらヒップホップの強力なリリースがわんさと控えているんで夏も終わりというのにワクワク気分。そこで今のうちに既にリリースされてるヒップホップの注目盤を紹介しておこう。今日は・・・ゾ!。そう、Zo!のニューアルバム!。Zo!だ。ゾ!、ゾッと!、完全に名前だけで盛り上がってる悪ノリごめんなさい、なZo!ことLorenzo Fergusonさんはプロデューサーでトラックメイカーでマルチな演奏家デトロイトを中心にヒップホップとR&B/ネオソウルをカクテルのようにミックスしたサウンドを作る方で、今回は同郷のAsylum 7というラッパーとのコラボ作。ラップの乗ったヒップホップアルバム作ったのは恐らく初めてかな?。しかしそこはいつもの清涼感、浮遊感、芳醇感、都会感のあふれるサウンド。ビートもエレクトリックなシンセも効いてるのに音楽性は豊か。間違いなく「ヒップホップアルバム」で、かつソウル、R&Bファンにも進められるシュミの良い作品に仕上がってる。ABやAsheruなどゲストもグッド。実はこのブログをはじめる前、今年の年頭に出たアルバムではあるものの、今、去り行く夏に聴くにも一興な一枚だゾ!ってね。・・・「言うと思った」って言えばいいじゃん!。


featuring AB!。




〜合わせて効きたい盤〜

The Foreign Exchange - Connected (2004)

オランダのトラックメイカーNicolayとLittle BrotherのPhonte Colemanによる真の「Gem」。大好きなアルバムです。Zo!さんは2008年の彼らの2ndアルバムに参加してるが、「Overdue Process」はよりヒップホップなファーストの方に質感が近い。エレクトロニックなのに暖かいサウンド&ビート。一方セカンドはPhonteのラップもヒップホップのビート感もなしで、いいアルバムだけど魅力の方向性がかなり別モンだったな。いいアルバムなのに少しがっかりっていう、不条理な気分。


Zo! and Tigallo - Love The 80's (2008)

Zo!さんが謎のシンガーTigalloと80年代のヒット曲をカヴァーした楽しすぎるアルバム。いかにも「80年代ヒット集」みたいな選曲だが、黒いグルーヴが多かれ少なかれ入ってる曲ばかり選んでるあたりがナイスワーク。「Take On Me」もかって?。あの曲Kanyeも大好きだったらしいぞ。しかしTigalloの正体って誰だろう?。フォンテ、フォンテ。いやホントホント。


Zo! - Re:Definition (2008)

Dwelle、De La Soul、Common、Jill ScottThe Rootsなどの名曲をZo!さんがリミックスしたものを集めたアルバム。この人楽器は基本全部自分で担当ってのがすごいです。好きなアーティストばっかりだが、One Be LoとVinia Mojica(!)収録が激ウレスィ。


ピアノループが印象的な原曲を流麗なピアノ演奏を交えてリミックス。ビューティフル!。