Praise Jah On The Console

Disrupt - The Bass Has Left The Building

前日に「ヒップホップのリリースが・・・」と云々言っておいてアレですが、ちょっとブログに載せ損ねてた盤があったんで先にこっちでいいでしょうか?。さしずめ「8ビットダブ」「チップチューンダンスホール」という、JahもAtariも恐れぬ面白半分なサウンドをやってるドイツのゲーム感覚たっぷりなダブ師、DisruptことJan Gleichmarのセカンドアルバムをね!。前作より音はチップチューン&8ビット要素、つまりゲーム要素が増加。ドープなダブ感はそのままで「面白音楽度」はかなりアップ。ゲームの音楽をそのまま使った曲もあって、これがコモドール64のソフトのだったりするし!。以前「8ビット、チップチューンものは、ただその音色でやってるだけで満足してるようなものが多いような」みたいな事書いたんだけど、これは音楽的に生かされてて面白い。あ、ZombyのEPもあったか。


「りんご〜の〜花びらが〜」っと!。



〜合わせて聴きたい盤〜

Disrupt - Foundation Bit (2007)

ダブ、レゲエに8ビット&チップチューンサウンドを織り込んだ面白ドープな逸品。ダブステップ感も少しあり。やはり前にも言ったかもしれないが、2007年はホント名作多かったのよ。・・・オレの好きなアルバムが、と言うべきか。


Bo Marley Vs. Disrupt - Bo Marley Vs. Disrupt (2008)

Disruptはドイツの8ビットダブの代表レーベル(っつうかそんなのやってるのこいつらだけかって気もする)その名も「Jahtari」の設立メンバーの一人。そのレーベルを代表するバンド、その名もBo Marleyと「対決」したアルバムがこちら。Bo Marleyが主導のようで、ふざけた名前のわりには結構しっかりしたダブ。むしろ極端な8ビット、チップチューン感は薄い。レーベルは自分たちのスタイルを「Digital Laptop Reggae」と呼んでるようです。Rhythm & Sound好きにもお勧め。


おまけ The Trojans - Ringo

Disruptの「Sega Beats」は「りんご追分」のカヴァー。The Skatalitesがカヴァーしたことでスカ/レゲエ界隈ではクラシックな曲で、Disruptが取り上げるのは不思議じゃないが、なんでタイトルが「Sega」なんだろう?。Segaのゲームで使われたとか?、ただ単に日本っていうだけでタイトルつけたのか?。あと「りんご追分」がスカ界では名曲だってのは、オレはGaz Mayall率いるThe Trojansが日本語で歌ってる(!)ヴァージョンで知ったんだけど、The Trojansは「ペレスカトロイカ」というタイトルでロシア民謡の「カチューシャ」も日本語でやってて、これの歌詞が「りんごの花ほころび、川面に霞立ち・・・」という歌い出しなんで「りんご追分」とすごく混同してた時期がありました。「カチューシャ」は「テトリス」のBGMとしてもお馴染み。Disruptこれもやってたらスゴイ繋がりっぷりだんだけど、「テトリス」は安易過ぎるか。



・・・「The Bass Has Left The Building」の珍妙なアルバムカヴァー。クレジットを見るとやってるのはJames Cautyとあるが、コレあのThe KLFのJimmy Cautyだってウワサがあるそうです。またエライとこでエライ奴の名前が出てきたな。あとJahtariは「Jahtari Dub Wear」ってのもやってるって。ほ、欲しい。