Keep It Beyond Real

今日も2009年総決算シリーズ!。今回はヒップホップ編です。ブログで取り上げ損ねてたものを、アンダーグラウンドなやつ中心になんと10作品!。量が多いんで言及は簡単&動画もちょっと。順番は特に評価に関係なしです。


Jay ARE (J. Rawls + John Robinson AKA Lil' Sci of Scienz Of Life) - The 1960's Jazz Revolution Again

コラボだいすきな2人というか、コラボが最早活動ベースっぽい社交的な2人のコラボ!。「この2人が組んだらこうなるハズ」というグッドな「ジャジーヒップホップ」。


DJ Spinna - Sonic Smash

そうだったか。DJ Spinna、なんとこの10年では初のヒップホップアルバムだ!。そりゃ「00年代のヒップホップってなんか物足りなかった」って意見も納得でさあな。ビートの鳴り、空気、待ちに待った「Spinnaのヒップホップ」で満足!。John RobinsonことLil' SciやDynas参加。


Dynas - The Apartment

・・・そのDynas、今年待望のデビュー盤発表!。内容も大変な力作でビヨンドリアルなヒップホップファンの感動もひとしお。トラックはSpinna、Dilla、Exileの他にIllmindが頑張ってる。ゲストにはSlick Rickまで登場!。Beyond RealのコンピとかJigmastasのアルバムもまた聴きたくなってきた。あとSpinnaによるあのスーパーグループとか・・・。


Tiye Phoenix - Half Woman Half Amazin

・・・そう、Polyrythm Addicts!。で、その2代目紅一点な彼女もようやくソロデビュー。曲ごとに緩急のついたラップから歌まで披露する、グッドなタイトル通りのヴォーカルワークに、Spinnaの他ApathyやDJ Jazzy Jeffなどのトラックも美タイト。これかなりイイな。


Panacea - The Re Route / Panacea - Corkscrew Gaps

DCのデュオPanacea、2007年のアルバム「The Scenic Route」のリミックス盤。Spinna、Nicolay、Nu-Mark、Damu等面子でも納得の良さだが、フリーのEPである「Corkscrew Gaps」も凄くイイ出来なのは嬉しい驚き。

元気弾ってことか?!。

DJ JS-1 - Ground Original 2: No Sell Out

豪華ゲストを迎えたトラックメイカーの良アルバムも多かった今年、極めつけの一枚!。ただ、面子の凄さだけでなくトラックがそれを引っ張らんばかりの力強いものばかりなのが流石はレジェンド。ちなみに今年出たSadatのアルバムもJS-1が全部やってたらしいね。


Illogic - Diabolical Fun

イルなロジックを持つ男Illogicのラップ、そして全曲Ill Poeticが制作のトラック群共にとっても「渋ハデ」なバイタリティ溢れるアルバム。過去のアルバムではAesop RockやSlugが参加してたりしたが、今回はほぼIllな2人でこんなダイアボリカルなのを作っちゃった。


Brother Ali - Us / Brother Ali - The Truth Is Here EP

業界でも有数の真摯なアティチュードを持つラッパー、Brother Ali。例によって「耳を傾けるべきこと中心」と言える詩の数々は相変わらず素晴らしいが、「声の感じ」とか「節回し」とか根本的な味わい深い魅力の持ち主であることもあえて記しておこう。全曲AtomosphereのAntによるトラックもゴスペルやソウル感溢れるものが特にいい。EPは新曲と前作「The Undisputed Truth」未収録曲で構成。


Murs & Slug - Felt 3: A Tribute to Rosie Perez

・・・で、そのAntの相棒SlugがMursとやってる「コラボならもうやってまっせコラボ」ことFeltの第3弾も今年登場!。日本で言うと「サブカル」っぽい感じ(?)の女優に毎回捧げるシリーズ、今回はロージー・ペレスだそうです。トラックは全曲Aesop Rockでコレがいい仕事してる。エッジが効いててアブストラクトなのに「パッ」と聴いた印象がカッコよかった。



・・・多分年内にこれくらいの「ヒップホップ聴きまくりの巻」・・・もう一回か二回いけるか?!。