AZ - Doe Or Die: 15th Anniversay Edition


フィフティーン・イヤーズ!。名作「Doe Or Die」からもうそんな経ってるんだ・・・と思ってしまう15周年を記念して昨年リリースされたAZの「Doe Or Die: 15th Aniversary Edition」は文言だけ聞くとリマスターとボーナストラックを加えたヴァージョンみたいなの想像してしまうが、基本的に単なるリイシューではありません!。10曲中4曲はオリジナルヴァージョンの2010リミックス(ラップも録り直してる模様)で、残りはまっさらな新曲というそれこそラザー・ユニークな変則的ニューアルバム!。これがどちらもオリジナルたる「Doe Or Die」の「メロウでタイト」という本分に溢れていて、結果近年のAZのアルバムの中では飛びぬけて良い。トラックはやはり3曲を手掛けるStatik Selektahが目立ってるが、他も中々の仕事振り。そしてAZのラップの(言葉通りの)フレッシュさ!。複雑なリリックスを俊敏なフロウで聴かせる様はデビュー当時から完成されていたし、声質とかあるにしても驚きのタイムレスさである。まあ後不満は曲数とヴォリュームの少なさはオリジナル通りなんで文句ないが、タイトルトラックと「Sugarhill」の2010リミックスがあったら良かったという無いものねだりくらいかな。今年出るというウワサの「Doe Or Die 2」の出来は期待していいぞ!。