Reks - Rhythmatic Eternal King Supreme


インスタントクラシック!。もはやボストンを代表するMCと呼びたいReksの新作!。参加プロデューサー陣の豪華さからすりゃ「そうでしょ」と思うかもしれないけど、それが必然と思わせるようなReksの主役っぷりが輝いているのだ。矢継ぎ早に言葉を繰り出す、良い意味で「ガツガツした」Reksのラップのカッコよさよ!。詩の内容は深く、特にヒップホップそのものに向けられたものが素晴らしい。それにシリアス一辺倒でなく、最近の売れ線アーティストを名指しで茶化すようなものもあって面白い。トラックはといえばソウルフルで美しいサンプルと重たいベース&ビートで作られているのは共通してるが、テンポは性急でないところがReksのラップスタイルと対照的で味わい深い。ラスト3曲、Staik Selektahによるトラック群の美しさときたら!。

Reks - 25th Hour

DJ Premierのビートで語るのは「ゴールデン・エラの死」!。



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Reks - In Between The Lines Mixtape (2010) / Reks - In Between The Lines Mixtape Vol. 2(2010)


去年2作も、それもほとんどエクスクルーシヴトラック中心でミックステープを出してたReks。特に光っていた「Self Titled」は新作にも入ってます。
Reks - Self-Titled

ピアノサンプルが美しいトラックに乗せてストーリーテリングモードで自分語り。Nasの声ネタのはまり具合も素晴らしい。


Reks - Grey Hairs


新作のアルバムカヴァーには「サードアルバム」という表記があるんだが、上記のミックステープを除いてもストリートアルバムの類が数枚あるReks。オフィシャルには2001年の「Along Came The Chosen」が1st、そして2008年の本作が2ndというカウント。これも「More Grey Hairs」なんて続編が出たほどの相当な良作だが、アルバム出すごとに着実に進化してるなあ。徐々に大物が増えるトラックメイカーのリストもそれを表しているかもしれない。とはいえ「Grey Hairs」はStatik Selektahの代表作とも言えるかも。タイトルも面白いセンス。白髪が生えるまで聴ける?。
Reks - Say Goodnight