Raekwon - Shaolin Vs Wu-Tang


ユー・マスト・シンク・ファスト、ビフォー・ユー...ブログ!、は、はい!。Raekwonの新作は期待通りのカッコよさ!。良いだけじゃなくて、Wu-Tangの1stに次ぐかもしれないと言ってもいいほど詩もトラックも全体的にカンフー要素満載。「ハッ!」、「ビシッ!」、「シャオリン!」、「シャキーン!」、「ニンジャ!」ってね、...忍者はカンフーじゃないか。音楽的サンプルも「劇版」ムードたっぷり。でまあ、そうなるとアルバム紹介の文に「コアなWu-Tangファンにオススメ!」みたいな物言いが踊ると思うけど、実を申せばそれってどうかなというとこなのだ。だってコレRZA未参加なんです。しかもそれでRZAっぽい音で十分カッコイイっつうんだから、Wu-Tangファンは若干複雑になるんじゃないかと。正直なこと言うとリリース前に「RZA不参加」の報を聞いたときも「でもアルバムの出来は良さそう」って思っちゃったほどなんですがね。Raekwon自体は前作に続いて好調をキープして、多分これから駄作もなさそうな感じなのはホント嬉しいんで、今はそれを喜びつつアウトロに合わせて「ウータン」チャント!な気分。
Raekwon - Shaolin Vs Wu-Tang

不要停!。



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Cilvaringz - I (2007)


「Shaolin Vs Wu-Tang」に参加してるCilvaringzはWu-Tangの下部メンバーで(恐らく)唯一のヨーロッパ人。しかもオランダとモロッコのハーフでどうもコアなムスリム!、というわけであからさまに「アメリカが憎い」と公言するWu-Tang関連ラッパー、という凄い存在でね。2007年のデビューアルバムはWu-Tang本体ではカンフーだったエキゾチズムがアラビアンテイストになっているという。しかしWu-Tang独自のマーシャルアーツ感は受け継ぎ、トラックメイカーもゲストもWu-Tang関連メンバーのみで作り上げた力作ですよ。なんでもRZAをはじめWu-Tangのメンバーにはアルバムの内容は秘密にして手伝ってもらったとか。「アメリカに死を!」ってアジるだけの曲とかあるもんな。Wu-Tang関連アルバムは沢山あるけど、注目度も内容ともにかなり上位だと思う。Raekwonも3曲ぐらい参加。
Cilvaringz - In The Name Of Allah (Feat. RZA, MethodMan, MastaKilla, ScientificShabaz, KillahPriest)

どうやら5%どころじゃないだろうね。


おまけKenny Dope Presents The Mad Racket - Dondada(1993)

「Shaolin Vs Wu-Tang」参加トラックメイカーで一番驚いたのはKenny "Dope" Gonzales!。Masters At Work!。彼がB-Boy魂の持ち主なのは長らくクラブミュージックに親しんだ諸兄には周知の通り。

懐かしいンダダ!。