Fist To Fist
先行ナンバーのNOREにはじまりGhostface Killah、E-40、John Legend、Lil Moなどなぜかヒップホップ系を中心に豪華なゲストが参加したMSTRKRFTのセカンド。過去アメリカのラッパーがテクノ/エレクトロニック系のアーティストの作品に「フィーチャー」されることはあったけど、アルバム一枚でこの人数は!。00年代は好きなだけ細分化したクラブミュージックが、Ne-YoやChris Brownのようにハウスを取り入れたR&B、KanyeやLil Wayneのような歌いまくるラッパーなど、終わりに近づいてハイブリッド化してきてる感があるが、そういった現象の一例に入れられるかも。
ただサウンドは相変わらずの下世話なディスコティック・ロッキン・エレクトロが一本調子で10曲くらい。Resident Advisorみたいなしっかりしたテクノミュージックのサイトのレビューは低評価&低得点間違いナシの出来。まあこいつらはコレでいいかな。
〜合わせて聴きたい作品〜
Cassius - Au Reve (2002)
フレンチ・タッチの雄Cassiusのセカンド。Ghostface参加曲「Thrilla」のカッコいいことよ!。
こちらもフレンチ。I:Cubeの3枚目にはRZAが。
Armand Van Helden - You Don't Know (2008)
NYのハウス王Armand Van Heldenの作品には過去CommonやFat Joeが参加していた。2曲ともこのベストで聴けますよ。
・・・こういうのを聞くと「ヒップハウス」という言葉を連想してしまうオレは、もはや若ぶろうという気もないね!。あとたまに音楽雑誌で「アーティストがほかのアーティストの作品に参加すること」を「課外授業」と表現する奴がいるけど言葉としても合ってると思わないし、そもそもこっ恥ずかしいのでやめてくれんか!。
おまけ。「Puma」とアクセブランド「ハンチョロ」とのトリプルネームのコラボアイテム。欲しい!が非売品だってさ。