Two Fingers My Friend!

Two Fingers - Two Fingers

Ninja Tuneのベテラン忍者、ブラジリアンブレイクビーツ術師Amon TobinがDoubleclickことJoe Chapmanと組んだユニットTwo FingersがNinja傘下のBig Dadaから見参!。ブラジリアンドラムンベース風サウンドにはじまりブレイクビーツ探求とともに徐々にミスティックなサウンドスケープを描き始めたTobinちゃん。今回のユニットではよりビートの方へ集中した音で、バウンスっぷりが凄いぞ!。しかもSway、Cecile、Ms Jadeと面子もイカすボーカル(ラップ)入り曲中心の作りで、やはりBig Dadaから出たGhislain Poirierのデジタルなダンスホールサウンドを更に発展させたとも言えるアルバム。それこそMIAやDiploあたりとタメ張る勢い。いつもの異国感な音像も醸し出しつつフューチャリスティックでメカニカルでトライバルなリズムが唸る様はまさに未来世紀ナントカ、な世界だ。


〜合わせて聴きたい作品〜


Amon Tobin - Verbal Mixes And Collaborations (2003)

コラボEPとリミックスEPをくっつけたようなアルバム。Doubleclickとのコラボも既に収録。


Diplo - Diplo - Decent Work For Decent Pay: Collected Works: Vol.1 (2008)

なんつうかバウンシーでトライバルでブーティーなこの手のサウンドといえばそう、Diplo。そのプロデュース&リミックス仕事をまとめたアルバムです。これでDiploはあとオリジナルアルバムを出すのみ。正直何度もいいタイミングがあったと思うがずっとスルーしてんな。今のとこオリジナルアルバムはDJ Shadow風で今と全然違う「Florida」だけってのも何だろうが。まあミックステープか正規盤かよくわからんポジションが似合う音楽ではありますけど。


Ghislain Poirier - No Ground Under (2008)

Flying Lotus並に持ち上げられてもいいんじゃないかという気がしてきた本作。はっちゃけすぎてて褒めたり人に勧めるのが照れる盤なんで、損なハナシだわな。


・・・響きがすごくいいのでAmon Tobin「ちゃん」付けしました。念のため。