Infamous 4 Life  

Havoc - Hidden Files

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ニューヨークはQBの超ハードコアヒップホップデュオMobb Deepの「クール担当」、Havocの2枚目のソロ。結構早いペースで出てきたのは相棒がオツトメ中だからなんでしょね。タイトルはアンリリースもの集っぽいけどちゃんとした新作とのこと。ややテンポアップしたバウンシーなR&Bっぽい曲やオートチューン使いのヴォーカル曲があるものの、その2曲以外はいつも通りのダークでニヒルなハードコアヒップホップ。まあその2曲もダークではあるけど。ただ件のオートチューン使いの曲も、それよりもシンバルとハットがカッコよかったのが嬉しかった。


〜合わせて聴きたい盤〜


Havoc - The Kush (2008)

去年やっと出たHの初ソロ。これまでの他アーティストへのプロデュースワークが生きてる気がするが、そう感じるのはヒップホップ好き上級者だけか?。


Prodigy - H.N.I.C. 2 (2008)

相棒の「ホット担当」(つってもこの人自身はドがつくほどクールなタイプ)、Prodigyのソロ3枚目。全体的には悪くないが1、2曲バンガーが欲しかったかも。



Prodigy with Big Twins & Un Pacino - Product Of The 80's (2008)

しばらくシャバを離れることになるからと思ってかどうか、去年はPの奴Big Twins & Un Pacinoとの連名ながらもう一枚出してます。タイトルからしてやや企画ものっぽい感じ。ならば、もっとレトロなドラムマシーン(の音)とか使って徹底してやってみてもよかったのではと思う。


・・・以上、言うまでもなく「もっとイケる気がする」という感が必ずするMobbの近作群。連中に関しちゃ「昔の聴いてりゃいい」みたいな意見が主流だろうけど、ソロも含め近作はビートの音圧が総じて低いのが要因の一つなんでは?。90年代初期の「ラフ、ラグド&ロウ」な音の肌触りは多分に時代性も関係してるんだろうし。そんな単純じゃないのかもしれませんが。まあこだわりというより「偏屈狂」に近いダークな音作りを続ける限り聴き続けるけるオレも偏屈狂リスナーだぜ。ただ皆が言うようにG-Unitと早く手を切れ、とは思う。