Guilty Pleasures

Afrobutt - Wonderbutt / Loud E - Loudefied


年頭に出ていたChicken LipsのStevie Kotey関連を2発。KoteyのソロプロジェクトであるAfrobuttと彼のレーベルと関連もあるロッテルダムのLoud E。どちらも笑っちゃうくらいイタロディスコマニアなリエディッターだ。

規則的なビート。デケデケもしくはチョッパーなベースにチャカポコしたパーカス。安いストリングス。怪しくコズミックなピュインピュインシンセにカッティングギター・・・と無駄に擬音で表現したくなるイタロディスコのスピリットを憑依させた今の音。

ただちゃんと「怪しさ」「軽薄さ」「垢抜けなささ」も排除してないのはさすがマニア。Loud Eなんか中華なメロディーに乗せて「ウッ!八ツ!」とか言ってる「Changhai Macho」なんて曲もあるよ。

ディスコっても「ナイットフィーヴァー」や「ハッスル」や「ジンギスカン」はほんの一部と知るべし!。ふ、深え!。


〜合わせて聴きたい盤〜


VA - Disco Italia: Essential Italo Disco Classics 1977-1985 (2008)

Koteyがコンパイルしたイタロディスコ集。やっぱオリジナルは強烈ですなあ。今の気分に合うんだろうなと思ってたが、タカをくくってたって。好き者を生むのも納得。ディスコリエディッターたちはシャレにならないダサさとギリギリのとこで作品を生むセンスが必要な危険職だよ。Stevie Koteyなんか一級の甲種危険物取扱資格保持者だぜ。



Chicken Lips - Making Faces (2006)

ヴォーカルを起用してニューウェーヴというより80sシンセポップくらいまで再現した「奇盤」。 再現ぶりはすごいが作品としてはややアウト気味?。Chicken LipsのアルバムCDって中古盤屋でめったに見かけないけど、コレだけはよく見かけるしな。まあ80sシンセポップ自体イタロディスコからの影響もあるわけで、改めて聴いたら楽しめたからいいか。カヴァーは左が日本盤。右がUK。