Waiting For The Silicon Dawn

Arne Weinberg - Alpha & Omega

そろそろデトロイトテクノを、と思いまして。Arne Weinbergのセカンド。オリジナルデトロイトテクノに影響を受けた90年代初期のテクノ、「ピュアテクノ」なんて言われてたデトロイトテクノを今ガッチリやる男で、デトロイトテクノフォロワーのフォロワーと考えればよろしい。美麗なシンセストリングス&シンセパッド。キック控えめの四つ打ちビートとこだわりどころのハイハット&パーカス。スペーシーでマシナリーな世界観。ロマンティックでエモーショナルで・・・ギャラクシー!。音の質感までちゃんと再現できてる。オリジナルのデトロイトフォロワーはそれこそ純粋なロマン志向に照れ初めてか捻った音をやるようになっていった者が多いけど、Arne Weinbergはそれ以前の音を「オレもみんなもこういうのが好き」という本音で作ってるな。


〜合わせて聴きたい盤〜



Dan Curtin - The Silicon Dawn (1994)


オリジナルデトロイトフォロワーで、その作品群の中でもベストなのはこの名盤!。ところがDan Curtinは作品を出し続けるごとに「コレを否定したいの?」という感じになっていったのがホント不思議&残念。新作出したってハナシ聞くたびに「The Silicon Dawn」再発しろよ、と思っちまうもん。「Alpha & Omega」聴いてみて!Curtin!。



B12 - Electro-Soma (1993)

Michael Golding & Steve Rutterのテクノコンビ。デトロイトテクノの重要な要素「宇宙観」が素晴らしい名盤。こちらは次のアルバムを出した後沈黙するも、去年突然12年ぶりに(←出来すぎ)復活してアルバムを出してくれたのには驚喜!。しかしテクノ聴いてて「長く音楽聴くもんだな」と思うとは。



As One - Reflections (1994)


フュージョンデトロイトテクノをこよなく愛する男Kirk DegiorgioのAs One。やっぱり名盤。Degiorgioは音楽スタイルどころか生音導入まで行っちゃうが、近年はデトロイトテクノ回帰気味。やっぱな!。



・・・並べてみたらデトロイトテクノ好きにはド定番ばっか。でもこの頃出るアルバム出るアルバムこういう感じだった当時も思い出して、またもいい気分になった。照れはせんぞ!。