Exit Strange House

The Horrors - Primaly Colours

Primary Colours

Primary Colours

最近のロックで一番良かったバンドといえばThe Horrors!。今風のガレージロックにサイコビリーを加えた音でバンドの名前が「ホラーズ」だぜ「ホラーズ」。悪いはずねえって!。それもデビュー盤だもの。まあその分「2枚目のジンクス」も一番心配だったちゃぁ心配だった。そんな期待と不安のセカンドだが、え〜随分変わっちゃったのね・・・。一言で言うとポストロックバンドになっちまったよ!。しかしシューゲイザークラウトロック要素もありでシンセも使ったサウンドは、実はあくまでゴスでホラーな本質は十分発揮されたもの。音楽性がここまで変わったのにバンドの魅力は変わってないね。むしろ感心!。音の輪郭もファーストはカッチリしてるけど今回はぼんやりとあやふやで完全に好対照なのもどうやら意図的にやってるフシあるな。元々コンセプチュアルに音作ってるのかな。あと最近サイケどっぷりのオレの気分にぴったりってのが、オレにとってはプラス要因すぎるとこは認める。



〜合わせて聴きたい盤〜



The Coral - The Invisible Invasion (2005)

「Primaly Colours」をプロデュースしたのはなんとPortisheadのGeaoff Brownだそうで、すごく納得。彼はThe Coralの三枚目もやってるが、こちらはあんまPortishead関係ない感じの音になっててモッタイナイ。



120 Days - 120 Days (2006)

The Horrorsのファースト好きなら一緒に買ってる?。怪しい音をやるノルウェーのバンド。エレクトロニックでスペース感があり機械的リズムなれど、「Primaly Colours」はむしろこっちに近くなったか。共に幻想的というより、不安な感じというか悪夢的というか。こいつらのセカンドも楽しみだが、あんま変わら無そう。


・・・「Primaly Colours」はミュージックビデオ監督のChris Cunninghamもプロデューサーとして参加してるんだそうだ。音楽の方で。へー。