Episode II

Method Man And Redman - Blackout 2

ヒップホップ界の「超獣コンビ」といえばMethod ManとRedman。なんと10年ぶりのセカンドアルバム。Wu-Tangの「36房」が10年以上前ってのは実感としてあるものの、「Blackout」ですら10年前っていう事実にまず色々思ってしまうな、こりゃ。しかし実際のところコレ意外といいアルバムだ。まあMethとRedはどうあってもカッコイイんで要はトラック次第ってハナシで、そのトラックがイイんでね。Pete Rock、Erick Sermon、Rockwilder、Havoc、DJ Scratchといった連中が揃ってズ太いビートを提供してて、コンビのデビュー曲「How High」が魅力の基本になってるのを皆ワカッテル。「オヤジファンク」や「オヤジソウル」なんて言い様があるが、ヒップホップもいい意味でそう呼ばれても当然のものが出てくる歴史を重ねてるってことなのか。ならばMethとRedのエヴァーグリーンなカッコよさに改めて驚愕!。




〜合わせて聴きたい盤〜

Method Man And Redman - Lights Out

DJ Green Lanternがミックスした前フリなミックステープ。



Method Man And Redman - Live in Paris (2008)

ソロ曲も満載のライヴ盤。MethとRedに熱狂のパリっ子の反応も一興である。DVDも出てる。



VA - How High: Original Soundtrack (2001)

MethとRed主演のユルユルコメディ映画のサントラ。いかにも「ヒップホップ映画のサントラ」風。とはいえトラック製作陣は「Blackout 2」のそれと似たような顔ぶれ。映画の方は「フライデー」+「アニマル・ハウス」みたいで楽しい。Bob Dylanの息子が監督というのにもビックリ。あとMethとRedがほとんど本人のようなノリで演じてるんだが、だとしたらMethod Manカッコよすぎ。邦題は「ビー・バッド・ボーイズ」。



Method & Red (2002)

MethとRedが勢い出演したテレビ番組。「How High」の様なドラマで、シットコムみたいな客の笑い声が入ってる。郊外の豪邸に住むMeth&Redとご近所さんのイザコザを描くという内容だが9回で打ち切られちゃった。オープニング曲はカッコイイ。