The London Libre
UKのデジタルルードボーイズDub Pistolsの4枚目。元々はビッグビートな音やってたけど作品を重ねるごとに「80年代後期以降クラブミュージックを取り入れたポップミュージック(もしくはその逆)が今様になっていったかのような音」になってきてる。ぶっちゃけ前のアルバム聴いたときFatboy SlimのNorman CookがBeats Internationalをやり続けてたらこんな風になってたのかな・・・とか思ったら、今回はそのBeats InternationalにフィーチャーされてたLindy Laytonや、その後Normanが結成したFreak PowerのヴォーカルAshley Slaterまで参加してやんの。確信犯だ!。なにかと先進性が持てはやされるクラブミュージック界、クラブミュージックのビートを失わずかつユルい音をやる人たちってのは実は貴重に違いない。今回はソウル&ファンク色が多いがスカもあり。ヌルくてユルくてワルい、なんてカッコイイなあ。大人のルードボーイはこうあるべし。
〜合わせて聴きたい盤〜
Dub Pistols - Speakers And Tweeters (2007)
前作はオリジナルルードボーイの一人Terry Hallをゲストに迎えてルードボーイ魂を注入。ビックビート感がまだあったその前よりちょうどいいヌルさ&ユルさを確立。
Freak Power - Drive Thru Booty (1994)
Norman Cookが生バンドでファンクソウルをやった、っていうより「アシッドジャズをやったバンド」っていった方が適切かな。「Turn On, Tune In, Cop Out」はCMに使われてUKではチャート1位になったが、かの地では今やなつかしヒットソングなのか?。うらやましい。Ashley Slaterソロアルバムも出してます。
Dub Pistolsの前作、そして今回の「ラムコ」にも参加してるロンドンのベテランラッパーは元London Posse。サウンド、フロウ共にレゲエからの影響が大きく、Dub Pistolsとの関係はロンドンのワル繋がりな感じがしてすごくイイ。
Dub Pistolsの皆さん。この佇まい!。人からなんて言われたいかっつったら断然「ルードボーイ」だね!。ルードボーイ!。