The Kurious Case Of Jorge Alvarez

Kurious - II

去年ら辺りからここんとこ「まだやってたの?(嬉)」くらいのものすごいブランクでアルバム出す人がチラホラで、さすがにビックリなリリースはしばらくねえよなとか油断してたらそうとうタマゲタのよさ。Kurious Jorgeのセカンドは15年ぶりって!。「15年位前はオンギャアオンギャア言ってたが今はヒップホップ大好き」という見所のあるヤングがいた時のことを考えて教えるけど、このKurious、3rd BassやKMD&MF Doom辺りの人脈からで出てきたNYスパニッシュハーレム育ちのプエルトリコ系ラッパー。忘れたころにヒョコリ現れるオヒョイさんぶりがスゲエ。とりたてて上手いってラッパーでもないんだが気になる飄々とした調子、全然変わってないや。トラックの方が出来の良し悪しがある気がするものの(Dame Greaseとかに頼まなくても・・・)嬉しい一枚。



〜合わせて聴きたい盤〜


Kurious - A Constipated Monkey (1994)

2007年にリイシュー。同じプエルトリコ系のThe Beatnutsの仕事っぷりが素晴らしい15年前のシット!。だが、このあとKuriousどっかに行っちゃったせいもあってか「プエルトリコ系が熱い」みたいな感じは確立しなかった、ジャンジャン!。名盤リストに入れ忘れがちな名盤の筆頭。The Beatnutsは自身のアルバムを出すまでトラックメイカーチームのイメージが強かった連中だったことなんか思い出しちゃったよ。Bobbitの名前も忘れちゃいかんな。



Prime Minister Pete Nice & Daddy Rich - Dust To Dust (1993)

3rd Bass解散後のPete NiceとDaddy Richのアルバム。評価も低いしヒットもしなかったけどカッコイイ曲あんな!。ビートの質感がつくづくこの時代だけのもんですね。あ、3rd Bassが新作出したらもっとビックリだ。Kurious参加曲はコレじゃないけど本人チラッとでてくる「Kick The Bobo」を!。



MF Doom - ? (feat. Kurious)
「Operation: Doomsday」より。まだ鉄製じゃないDoomの仮面にKuriousのすっとぼけた面バックインザデイ。Kurious生存確認はDoom関連の作品でって感じな人だな。Monsta Island CzarではBiolanteだったし、「Born Like This」にも参加してたし。