Locked Yourself Out

Milanese - Lockout

ロンドンの自称「ベースミュージック」プロデューサーSteve Milaneseのアルバムが変態ながらもスタイリッシュで最高ですぜ。グライミーなダブステップというか、エレクトロニックなグライムというか。グライム、ダブステップ、ベース、エレクトロ、IDMなどなど交じり合った音だけど、曲ごとに色んなタイプというわけではなく、独自のスタイルの「ベースミュージック」が完成してる。更に2006年のファーストの頃のラフさは抑えつつソリッド&タイト。エクスペリメンタルなのに普通にカッコいいときておる。ヴォーカルの使い方もさすが元Various Production。カッコ良くてシビレまくり。ただどうもこのアルバム、同じ曲の別ヴァージョンや既発曲で構成された半分コレクションアルバム的な内容っぽいんで、この調子でオリジナルフルアルバムだったら「ぐう」の音も出なかったな。



Unique 3!のMilaneseリミックス。


〜合わせて聴きたい盤〜


Milanese - Adapt (2007)

前作。こちらは基本他のアーティストのリミックス中心のミニアルバム。思えばアルバムカヴァーが怖かったので正直しっかり聴いてなかった。 ファーストも怖えけど。



Ben Sharpa - B. Sharpa (2008) 

「Lockout」のヴォーカルは実はほとんどこの人のもの。エレクトロニック&エクスペリメンタルなトラックにコンシャス&アフロセントリックなラップがのるヒップホップアルバム。良作。Milaneseも参加ってか、「Lockdown」に再録曲ありと言うべきか。



Unique 3 - Invasive Signals (2007)

80年代終わりから90年代初頭、所謂クラブ系音楽はなんでもかんでも「ハウスミュージック」と呼ばれてたころに活動してたグループ。え〜、ぶっちゃけますれば復活してたなんて全然知りませんでした!。これより前って10 Recordsの頃でしょ。10 Records懐かしすぎるぜ。



Various Production - Versus (2008)

Various Productionが他のアーティストをリミックスしたものが半分、残りがその逆というリミックスアルバム。Milaneseリミックスももちろん収録。



「Lockout」なうオンセール!。マイスペのトップ画像がシャレオツかわいいんで持ってきちゃった。