The Limits Of The City Is What You Put On It.

Silkie - City Limits Volume 1

さしずめダブステップ強化期間中、な今日はDigital MystikzのMalaが起こしたレーベルDeep MeDi Musik初のアーティストアルバム、DJ Silkieのファースト。最近ダブステップに関しては「変化」の方に着目しすぎてたか、これはダブステップの基本的なリズムが気持ちよく感じられたね。で「シティ」なんて言ってるだけあって全体的にアーバンでスムースなサウンド。音の質感としてはジャジーな生っぽい感じではなくて、むしろテクノ、エレクトロニック。ネオンの光っぽいイメージ的な。それこそ「アートコアドラムンベース」の進化系みたい。それでゴテゴテしてなくてシンプルで、アルバムの統一感を重視した作り。ダブステップのオリジナルスピリッツがあるのもイイ。Martynのアルバムにも劣ってないぜ。


「The Horizon」タイトルもLTJ Bukemっぽいな。


〜合わせて聴きたい盤〜


VA - LTJ Bukem presents Logical Progression (1996)

アートコアドラムンベースと言えばドラムンベース界のDerrick Mayとも呼ばれたこのお方。久しぶりに棚ひっくり返して出して聴いたけどやっぱイイ。アートコアDNB、ムーヴメントとしては直ぐに下火になっちゃったのは惜しかったなあ。それもDNB自体が一瞬「ナシ」みたいになっちゃった頃とシンクロしたってのもツいてない。もう一度色々聴きなおしてみたくなってきたよ。DerrickとかGilesもいいけど、Bukemへのリスペクトを忘れずに!と言いたい(誰に?)。



MJ Cole - Sincere (1999)

2ステップ、UKガラージの決定的名盤。ヴォーカル入ってたりTalkin' Loudからのリリースもさもありなん、なシャレオツサウンドだけど、徹底的にシンプルな音作りと音の質感、「City Limits Vol. 1」は通じるもの持ってる。



Mr Fingers* - Ammnesia (1989)

「City Limits Vol.1」のビートと上もののバランスや曲の質感は、かの名曲「Can You Feel It」を思い起こさせるものがある。これホント。




・・・Deep MeDi Musikのサイトを見ると所属アーティストが似顔絵で表示されてた。またGoth-Tradも面子の一員の様子。Way to go!, Goth-Trad!。