A Love Letter To Music
Diego Bernal - For Corners
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それではヒップホップに戻りまして、今日はこれまた謎の残るリリースを「正体よくわからないけどイイね！」という、ぼんやりしたノリでピックアップいたしました、テキサスはサンアントニオのDiego Bernalというビートメイカーのアルバム。1曲目から「Diego's Donut (RIP J Dilla)」ってタイトルで「こやつもドーナッツ好きか！」という、いかにもなビート＆サンプリングベースの短いトラックが20曲でラップなしという作り。ただトラックのドープネスはもちろん、ラテン音楽の要素の取り入れ方が面白くて、もろ「ラテン」という感じじゃないのがとても個性的な仕上がりに。珍しいテイストのアッパーな曲もあったり。そんなこのアルバム、フリーダウンロードで提供されてますよ！。とてもいい作品なんでむしろ腰が引けるな。あとアルバムカヴァーが実にクール。デザインもそうだが色合いがすごく好きな感じで。写真中央はアルバム収録曲「Bring It On Home」のEP盤。
↑これなんかは「まさしく！」でニヤニヤもんだが・・・
↑こういう感じもあって面白い。
〜合わせて聴きたい盤〜
Madlib - Beat Konducta: Vol.5-6: A Tribute To Dilla (2009)
Dillaの「Donuts」は以前取り上げてるんで今日はこちら。Madlib先生がDillaに捧げるビート篇。「Donuts」って元はと言えばMadlib先生の「Beat Kondacta」シリーズを意識して作られたんだったか。そんな作品群への尊敬と敬愛で作られたのが「For Corners」。意思表明はビートでって、死ぬほどイカしてる！。
VA - Wait Til The Ice Melts: Music From The Lone Star State (2008)
サンアントニオ、オースティン、ヒューストンなどテキサスのアーティストの作品を集めたコンピで、Diego Bernalも収録。エレクトロニックな味わいがある曲も散見されるコンピ。ほぼ無名な奴らばっかりだけど、それでかつテキサスだけでもこんなに面白いビート師っているものなのかと。世界で言えばもっといるってことでしょうが、ネットがあるんで端から聴きまくってやるっての！。
