Driving With The Living Dead

まずはこの↓動画をご覧ください。


Maserati - Passages / Zombi - Spirit Animal / VA - Maserati Zombi (Split)


・・・というわけで、今日は豪華2本立て!。ジョージア州アセンズのMaseratiと、ペンシルヴァニアはピッツバーグのZombi、共にポストロックバンドです。早速グランツーリズモ、じゃなかったMaseratiの「Passages」から。クラウトロックなファンキーリズムとアシッドなギターでとてもカッコいい。全8曲のEPで半分はDFAのやつなどによるリミックス。音楽スタイルとしてはオレに馴染み深いのはそっちかもしんないけど、オリジナルのほうが全然イイのが頼もしいな。来年出る新作も楽しみ。そして一方の・・・出た!Zombi!。ポストロックバンドでゾンビって「Goblinでねえの?」なんて思ったら、ホントGoblinみたいだったんでそりゃ最高!。シンセの音色やリズムも「それ」っぽい。こちらは全5曲、10分超え3曲入ってるプログレ仕様(?)LP。怪しイイな〜。で、この2組の曲を収録したスプリット盤もあるんだが、これぞ音楽版グラインドハウス2本立てだな!。





〜合わせて聴きたい盤〜

The Advantage - The Advantage (2005) / The Advantage - Elf-Titled (2006)

HellaのギタリストSpencer Seimが結成した「ファミコンの音楽をバンド演奏するバンド」としてポストロック界以外でも一部有名なThe Advantage。演奏力が異常に高い上、原曲を意識した8ビットっぽいシンプルでチープな曲構成で演ってるってとこに「分かってる」感がある。ネタがネタなんでニコニコ動画にもいっぱい上がってると思うが、ニコニコとポストロックという二つのシーンを直結できるのもこのバンドくらいか。音的にはMazeratiとかと一緒に聴いても全然違和感ないし、単純にポストロックとして良くできて普通に聴ける。アルバムは2枚。


何故かこのバンドではSpencer Seimはドラム。それで激ウマとは!。また新作出さないかな。


Goblin - Zombie: 20th Aniversary Special Edition (2006)

もはや何をか言わんや、ですねえ。ZombiとMaseratiはポストロック好きはもちろん、サントラ好きにも強く勧めたい。そして、ゾンビを名乗る奴は基本信用できる!。


・・・この曲をちゃんと使った映画「Shaun Of The Dead」作った連中とかもね!。


Captan, Obvio - Wachu Min (2008)

是非合わせて聴いて欲しい謎のバンド。ベネズエラのバンドらしいぞ。



・・・スプリット盤はZombiが「プラネットテラー」、Maseratiが「デスプルーフ」か、とか思うと楽しい。しかしポストロックを聴いてるってのにゾンビだのファミコンだのスポーツカーだのと、子供からしたら大喜びの要素ばっか。でもこれらって正確に言えば「昔子供だった今の大人」の大喜び要素なのかも。ポテチとコーラ、いる?。