Soundboys Ashes Get Scattered On The Repetitive Beats

Shackleton - Three EPs

懸命なる読者諸君はDemdike Stareのエントリで「次はアイツだ!」と仰々しく前振りしていたのはコレだとお気づきだったでありましょう。そしてさらなる「前振っておいて忘れてたの?」と言う指摘があったとしたら「ドキッ!」となりつつ、ようやく取り上げます、Shackleton!。結構寝耳に水だったEPリリース!。だけど9曲も入ってる!。音の方はと言うと・・・ドイツの[Perlon]からということもあるのか、これまでよりはミニマル寄り。極端なダブステップなビート感もあまりなく、とくにSkull Disco時代の強烈に怪しく呪術的な音世界とパーカッシヴなリズムが控えめで。全体的に抑えたとういか繊細な作りになってる印象を受けたんだけど、どうだろうか?。ダブステップなグルーヴがミニマルサウンドに溶け込んでいったかのような音の情景は唯一無二で、十分カッコいい作品ですが。タイトル通りEP3枚をセットにしたものなんで、アルバムを作ってる意識とはまた別もんなのかもしれないし、これからの展開もいい意味で予想が出来ない音作る人だと思うけど、「Skull Disco、やっぱ終わっちゃったのか・・・」という感慨を若干持ってしまったんです。秋だからかな。



〜合わせて聴きたい盤〜

VA - Soundboys Gravestone Gets Desecrated By Vandals (2008)

涙のさよならSkull Disco盤!。このアルバムで言うと「You Bring Me Down」とか「Shortwave」なんかが進化したようなトラックが今回のEPでは中心、って気が。まあこの2曲がエラくカッコいいのはご存知の通り。