Between Romance And Delirium

Dinky - Anemik

チリ生まれ。現在はベルリンで活躍中のミニマル女史DinkyことAlejandra Iglesiasさんの4枚目はWagon Repairから。生楽器やヴォーカルエレメンツも使った有機的で音楽的な作り。ただベースはあくまでミニマルテクノなリズムでそういった音なのがいいですね。エクスペリメンタルな1st、シンセポップっぽい曲もあった2nd、ミニマルな3rd・・・と過去の作品の要素がバランスよく出てるという見方もできるかも。柔らかなミニマルテクノって様子にうっとり。


この曲はアルバムの中では異色。




〜合わせて聴きたい盤〜

Dinky - May Be Later (2008)

生まれはチリで音楽の影響を受けダンサーを目指す一方、チリのエレクトロニックアーティスト&クラブムーヴメントを知りミキシングも経験。ダンススクールへ通うべく移ったアメリカのクラブシーンでシカゴハウスやデトロイトテクノに遭遇しDJ&アーティストの道に進み活躍するが、ビザの関係でベルリンへと移り住み現在に至る、という創作への意欲に突き動かされているかのようなユニークな経歴が確実に音楽に反映されてる気がするMiss Dinky。新作よりテック&ミニマル寄りな前作は実際シカゴハウスやデトロイトテクノっぽい要素があるが、ちらほら出てくる感じがキュート。


VA - Dinky - Get Lost 03 (2007)

こちらはミックスもの。元々ダンサー志望(しかもグッドルッキング)だったのにVillalobosやLucianoを目指して今や名うてのDJ、ってのもカッコいいな。こんな人を追ん出したアメリカも無粋な国だねー。




・・・「Anemik」のカヴァーアート!。もっとこういう画を貼るべきだな。うっとり。