Jack Or Work Your Body

Chrissy Murderbot - Chrissy Murderbot

これはキテるぜ〜。あのMurderbotのデビューアルバムだよ!。これまでのシングルではラガダブなオールドスクールジャングル&ハードコアブレイクビーツのオタクっぷりを展開してたけど、このアルバムではゲットーテックやパンピンでブーティーなシカゴハウスにダブステップやUKガラージを混ぜ合わせた「混ぜるな危険」の面白デタラメサウンドやっておる!。よく聴くと色々仕掛けがあるけど、ダブステップってもリズムのタメはあんま重視せず。フィジットやバルティモアブレイクス辺りの文脈でも語れなくもないこととかも「どうでもええか」って気にさせるノリ。低音はもちろん、それに乗るスカスカなサウンド要素へのこだわりがとても興味深く聴けました。唯一、センス分からなくも無いがやっぱ「激萎え」なアルバムカヴァーのみ減点で。ここはやはりチャンネーのツーケーとスピーカーがよかったよ。




〜合わせて聴きたい盤〜

Various - DJ Funk: Booty House Anthems (1999)

パンピラッ!。ゲットーテックなシカゴハウス聴きたきゃまずこの一枚!。VA表記だがほとんどDJ Funkのトラックで、ホント「延々とズッコンバッコンやってらぁ」って気分のミックス仕様。高尚なところが全然ないのが崇高(禅問答みたい)。Murderbotのアルバムは最近の「いろいろ混ざってるタイプのヤツ」の中では特にこの辺りの音を思い起こさせる。良いとこ(なのか?)に目をつけたね。


Deekline And Wizard - Back Up, Coming Through (2009)

UKのブレイクス系デュオの最新作。DJ Assaultが参加してる曲が2曲あるが、Murderbotとは逆にUKのブレイクビーツ系からゲットーベースにアプローチした作りなんで、聴き比べると面白いかと。



・・・Murderbotのアルバムって、Major Lazorのアルバム聴く前「こんなかな?」とイメージしてた音に近いかもしれない。