Fuck The Pioneers

Andrew Weatherall - A Pox On The Pioneers / Fuck Buttons - Tarot Sport

Andrew Weatherall、本人名義初のソロアルバムはやっぱりのヘロヘロなロックサウンド!。過去の音楽的要素はあちこち聴いて取れるが、いい意味も悪い意味も含めて「ヘロヘロなロックサウンド」という表現がぴったり。そしてこれまで通り、そんな心優しきヤサグレ番長に憧れるヤサグレリスナーどもの心を捉えて離さない音なのだ。「トラック」というより「ソング」という構造の曲が多いとかは関係ないね。ただ、ご本人全曲プロデュースでスーパープロデューサーたる一面も味合わせてくれるFuck Buttonsの2ndがほぼ同時期に出たのは、照れ屋な番長にしては嬉しい心配りなのかなと思ったりして。こちらでは前作のノイジーさを残しつつより美しい高揚感溢れるサウンドを「昇華」してる。エクスペリメンタル好きはどう思うか知んないが、ことごとく予想通りには動かないな。さすが。


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