XXX Funk

Funkdoobiest - The Golden B-Boys

今年のヒップホップの傾向?、ベテランヒップホップとSoul Assassinsよ!・・・っつうのが我が見解だが、後者は若干主観が入りすぎかな?。いや、こいつを聴いてもらおうか!。Soul Assassinsの「エロ担当」(?)、Funkdoobiest、11年ぶりのニューアルバムだ!。もう実にスマン、Soul Assassins云々以前にもう「2000年代のヒップホップ」っていったいなんだったんだって気になっちゃった!。ヘロヘロでホニャホニャな中に「オレたちゃB-Boyだってえの!」というステートメントをがっちり感じさせるラッピンには即破顔!。そして注目はトラック群。Cypress Hillの1stのようなフリーキンなファンクビートが蘇ってるようなものがあるんですよ。感動!。今Muggsこういう音やんないし。ってか、あのころだけだったもんね。それ以外も尖ったウェッサイっぽいものやアッパーなものなどヴァラエティに富んでてすごく楽しい。で、どこかモコっとした音色と重たいファンク感でまとめられてるんで、アルバム全編には統一感がある。う〜ん、元々好きなグループだけど、ここまで良いとは。「ファンク」は「エロ」という言葉と置き換えられる部分があると思うけど、ホント「どエロ」な「どファンク」だってえの!。


Funkdoobiest - Which Doobie U B? (1993)


Son Doobie、Ralph M、Tomahawk Funk。Soul AssassinsがHouse Of Painに続いて送り込んだ刺客は、陽気でユルユルなド助平ラティーノ3人組!。CypressやHouse Of Painのようにロックファンへのクロスオーヴァーはあんま無かったけど、B級なファンクっぽさが最高な1stは当時のDJ Muggsサウンドのフリーキーでフリーキンな一面を特に体現した名作。この3組の1stは関係性があるというより「トリロジー」と言っていいだろう。全部大好きだなあ。おまえは何処のドゥービーじゃ?!。


Funkdoobiest - Brothas Doobie (1995)

Soul Assassins二順目のDJ Muggsサウンドは、以前も触れたがフリーキー&フリーキンなファンク感が隠し味っぽくなりクールでシリアスなサウンドになっていったが、Funkdoobiestの2ndはCypressとHouse Of Painのそれらにはない「メロウネス」がふんだんで、実に味わい深い盤に。あんま評価高くなかったと記憶しているが、地味とは言えすごくイイよ。1stはカラフル、こっちはモノクロってイメージで。まあアルバムカヴァー見たまんまみたいな分析。


タイトルもそのものズバリの「デディケイテッドもの」の名曲!。


Funkdoobiest - The Troubleshooters (1998)

そしてやってくるSoul Assassins暗黒期の3rd。FunkdoobiestはSoul Assassins自体から離れDJ Muggs制作曲もなし。さらにメンバーのTomahawk Funkも脱退してデュオになっちゃった。しかし、自らのルーツにある種ヤケクソ気味に立ち返って、はっちゃけラテンフレイヴァーとより西海岸っぽさを増量。リリース時は上記2作ほど聴き込んでなかったけど、これも良いな。そして最新作は曲単位で過去3作の音の特徴が出てる。あと3人がまた勢ぞろいしてる!。


Featuring Dazだ!。


Son Doobie - Funk Superhero (2003) / Son Doobie - Doobie Deluxe (2004)

・・・で十年後だ!。ただSon Doobieは00年代に2枚のソロアルバムをBattle Axe Recordsから出してるが、これはややヒップホップ上級者向き?。ちなみに「ポルノキング」を自称するこの男、ホントにポルノ映画に出たことあるので、あるスジには有名なんだよな。サワリでも動画があったら貼っつけてやろうかと「ウッシッシ」気分で思ったが・・・やめときました!。