The Heist

Camp Lo - Another Heist / Daz Dillinger - Public Enemiez

今年2枚目のCamp Lo、今回はSkiが全曲プロデュース!(2曲は例のApple Juice Kidと共同)。ブラックスプロイテーション映画をコンセプトにしてる割にはやや渋めの出来なもののいいアルバムと思ってたんだけど・・・Dazのアルバム聴いてビックリ!。こちらは全編オヤジソウルセンス丸出しのメロウな哀愁漂う音使い満載で「どうしちゃったの?」って仕上がり。凄くイイ!。全曲自作のトラックでゲストはヴォーカリストだけ。「デリンジャーはオレの方が先!」ってな感じで同ネタの映画をコンセプトに、つうか「サカナ」にって感じで作ってて、諸々ブラックスプロイテーション映画っぽさはこっちの方が濃厚なんですけど。Camp Loも十分良かったが、同時期に聴いたら若干霞んじゃった感があるかもしんない。それも相手がDazってのが意外!。


↑こういうのやらせたら敵なし!と思いきや・・・

↑・・・どうだいこれ!。ほんと第一印象は「どうしちゃったの?」。


〜合わせて聴きたい盤〜

Daz Dillinger - Tha Dogg Pound Gangsta LP (2005)

最新作に通じるメロウネスが十分感じられる、近年では特にウエッサイ〜な2005年作。ここんとこアルバムごとにクランクやってみたりハイフィーやってみたりソーソーデフってみたり・・・とアルバム単位で色々やる傾向があったが、新作は西のファンクっぽさは薄く、今時なエレクトロニックサウンドが無く、音からアルバムカヴァーまでの統一感が凄い。

Kurupt & Rascoe - Tha Tekneek Files (2009)

相棒Kuruptの新作はまたも実弟Rascoeとの兄弟仁義優先か?と思ったら、これはTekneekの仕事集的な半分企画盤のようです。