Stll In Progress

Sub Focus - Sub Focus / Shapeshifter - The System Is Vampire / Big Budd - Connections

11月も終わりかけでモタモタしてっと今年も終わっちゃうな!、という性急な気分に速度を付けるドラムンベースイカすアルバムを今日は3作!。Sub Focusはロッキンなものも含めビシビシくるビートは今っぽいが、シンセの音色はあえて一昔前っぽいというか、お水っぽいというかトランスっぽいのが凄くカッコいいです。アグレッシヴかつ美しくて。Shepshifterはシンセ音もしなやかで柔らかい上に、ビートは生ドラムを使ってるみたい。それでほぼ全曲ヴォーカル入り!。今年の歌モノDNBはこいつでキマりでしょう!。Big Budはさすがベテランの「リキッドはこうやれ!」って貫禄の一枚。流麗だけど音太え!。更にそんな音作りのダブトラックも数曲収録ときた。今年はDNBアルバム何年に一度の豊作の年と言って間違いない。ボジョレヌーヴォーのインチキくさい謳い文句みたいな言い方しちゃったけど、これマジ!。


↑キラキラシンセとこのビート!。光を追え!。

↑ドラマチックな曲構成もカッコいい。

↑アルバムプレビュー動画がありました。




〜合わせて聴きたい盤〜

Omni Trio - Deepest Cut Vol. 1 (1995)



「ジャングル」期の荒々しい高速ブレイクビーツと、テクノな美しい上モノの融合が後のインテリジェントDNBとかアトモスフェリックDNBの呼び水になったのは言うまでも無い。日本盤リリースもあってか、このアルバム「新時代到来感」すごかったんだよな。Sub Focusのアルバム、上モノはこの頃の音を感じさせつつビートは今のもの、って趣ある。


Shapeshifter - Live (2008)

どうやらバンド形式で、実に「ライヴコンサート」という感じでやってる盤。新作はスタジオでこれを展開してるかのような統一感がある。「ゆったりと始まり→スネア連打→曲のテンポが一気にアップ!」のとこ、生で体感したい!。あと彼らもThe UpbeatsやStame Of Mind同様ニュージーランドのDNBアクト。今年はNZL産が当たり年!。


VA - Logical Progression Level 3 (1997)

DNBのライヴバンドと言えばIntense!。LTJ Bukemの「Logical Progression」シリーズ第三弾はそのIntenseのライヴ盤と、BukemセレクトのGood Lookingチューンをコンパイルした盤の2枚組み。後者にはそう、Big Bud2曲収録だ!。


Project 23 - 23 (1996)

Shapeshifter聴いてたら断然聴きたくなるのは、UKのジャズシンガー・・・というより「UKブラック」期(←これだけでいつごろかピンときたらスルドい)から活躍するシンガーCleveland WatkissのDNBユニットProject 23。歌モノDNBっつったらこれでしょう!。大好きな盤だけどこのプロジェクトはこれ1枚だけ。なれどWatkissさんは最近ではDJ MarkeyとかMakotoの曲で歌ってたりするもんだから、カッコいい〜。



・・・・Sub Focusのアルバム「シンセがトランスっぽい」ってのはあくまで音色だけで、トランスみたいなベタベタなメロディーとかとは違うんで誤解なきようにね。っつうか今のDNBは「リキッド」って言葉が重要なのに、「お水っぽい」だの「呼び水」だの紛らわしい表現を使うなっちゅうハナシだろうて。失礼!。