09 'til Infinity And Rising

Souls Of Mischief - Montezuma's Revenge / Mick Boogie & Terry Urban & Lumar And Dury presents - Le Da Soul: 20 Years Of De La Soul

これまた9年ぶりの新作!。オークランド、カリフォルニア。フロムHieroglyphics Crewの人気者4人組Souls Of Mischief!。ぬ?・・・一人増えてる?!。なんと、アルバムカヴァーに描かれている五人目はPrince Paul!。本作のメインプロデュースを手掛けているとあって「コレは!」と喜んで聴いたら・・・「コレだ」ったぜ!、あンた!。永遠のクラシックたるデビューアルバム「93 Til Infinity」の軽やかさは、今やTanya MorganやPaten Locke辺りの方がよく出せてるとか思ったが、それプラスそれ以外の要素もあのアルバムを作った者たちによる今のアルバムという感じがヒシヒシと伝わる、ってか雰囲気的には「クールに漂う」素敵な出来だったよ!。で、Prince Paulさんと言えばDe La Soul。1stアルバムの20周年を記念してMick BoogieがDe Laのカヴァー曲によるミックステープを出してきおった。「De Laだいすき」なストリートブランドLemar And Dauleyのサイトからフリーで手に入るこれ、「Sunshine」が入ってたりCamp Loの「Ooodle Of O's」や、Phifeなんかは登場そのものが嬉しい!。次なる10年もスティル・ライジング!。 




〜合わせて聴きたい盤〜

Souls Of Mischief - Trilogy: Conflict, Climax, Resolution (2000)

アルバム「93 'til Infinity」が名作なのは言うまでもないし個人的にも大好きだが、Souls Of Mischiefに関しては「93 'til Infinity」(曲のほう)の印象を持ちがちなのもどうかなと。突出してはいるが魅力の一つである、と取るべきかもと思ったり。まあ実際レベルは落ちるとはいえ、2ndや3rdもいいアルバムだ。この3rdは3つのパートに分けられたコンセプトアルバムっぽい作りで、テーマに合わせたクールで渋いテイスト。Amp FiddlerGeorge Clintonなどゲストも何気にスゴイ。


ダーティーハリーでカッコいい!。


Opio - Triangulation Station (2005)

グループ自体のニューアルバムは9年ぶりとは言え、00年代はHieroglyphicsとしての活動を中心にしつつもPhesto以外の3人はソロアルバムを出しているSouls Of Mischief。ソロアルバム群の中から一枚選ぶなら実はかなり傑作なコレ!。グループのキャリアやHieroの諸作、という括りを飛び越えて十分ヒップホップクラシックと言っていいと思う。どうしよう、「93 'til Infinity」と見劣りしないってまで言っちゃおうか!。正直「93 'til Infinity」(曲のほう)の印象を感じる瞬間も多いし。やっぱこういうの最高ですよね。もうさっきと違うこと言ってんな・・・どっちもいいんだって!。


いいね〜。でも新作にもこういう感じあるんで大丈夫!。


De La Soul - Buhloon Mindstate (1993)

ぬぬ?・・・一人増えてる?!。ってこれのこと思い出した人多いっしょ!。つうか意図的にやってんでしょうね。Prince Paulさんひょっこり顔出しの前科アリな、De Laの3枚目。Prince PaulのサウンドはHieroglyphicsの目指したものだったろうし、Prince PaulがHieroと仲良しのDan The Automatorと仲良し、なわりには顔合わせの機会がこれまであんまり無かったなとか考えると、興味と感慨が深い「Montezuma's Revenge」はこの「Buhloon Mindstate」以前のPrince Paulの音に近いと思う。De La x Prince Paulの組み合わせは今のとここれが最後。そして「93 'til Infinity」と同じ年だったか!。