Here Comes The Step Checka

今日は2009年ダブステップ最終決算!?。今年充実していたダブステップのアルバムで、まだブログで触れてなかった盤を一挙に6枚(アーティストは5組)取り上げます!。今年はアーティスト単位でのダブステップアルバムに関してはここまでで2009年マイベストアルバム候補の対象にすることにしました!。まあ、「聴き逃し」や「聴いてたけど取り上げてなかった」ってもで、よっぽどなものはまた思い出したらまたあげることにして一区切り。またリリースこれからってものは来年のベストに入れちゃおう。


Kromestar - My Sound / Kromestar - The Other Syde Vol. One

サウスイーストロンドンのダブスター、Kromestar!。アルバム結構前に出てたけど、今年はもう1枚出たんで合わせてピックアップ!。「My Sound」はトラディショナルな「ダブ」へのアプローチをしっかり感じさせる逸品。ダブステップはもとより、それ以前のSmith & Mightyなんかに通じる音でニヤリ。ダブステ時代のダブって言い換えれるかも。それでかなりスタイリッシュですね。「The Other Cyde」は2枚組シングルコレクションで、1枚は自身によるミックス。こっちは「My Sound」よりしっかりダブステップ


Peverelist - Jarvik Mindstate

Skull Discoのコンピでもお馴染みのPervertist、じゃなくてPeverelist!。90年代初期っぽいCGのアルバムカヴァーに「ドキッ」っとしたが、実はそれも「さもありなん」な、テクノ的高揚感と反復感をダブステグルーヴに落とし込んだ手ごたえ十分な一作。デトロイト的でもMartynや2562とはまた違うアプローチなのも聴きドコロ。Skull Disco仕込みなパーカションパターンが垣間見れる曲もある。ダブステ今年最後の1枚、でしょう!。


Elemental - Messages From The Void

IDM系のサウンドで、かつ確かなグルーヴがあるとても興味深い盤。ビートはしっかりしててサウンドはクールでウニョウニョな、ちょっと変態カッコいい響き。Planet Mu辺りに近いかも。「Metal Funk」って曲がイイな!。これもコレクション盤付き2枚組み。


Kryptic Minds - One Of Us

ダークで神秘的。ゴシックな印象さえある。ビートは効きかせつつ「グルーヴよりムード」ってな具合という印象があった。


Clubroot - Clubroot

今年出たダブステップものでは特にモノクロームでダビーなアンビエント感を強調した作品。当然Burialの影響を感じさせるが、今年はそういうのは意外と少なかったんでは?。



・・・この5組だけでも色々個性があって結構なもんだと思うけど。来年も期待できそうなダブステップ。あとは今年の作品でとんでもない聴き逃しがないことを祈るだけか!。いや祈ってるヒマあんなら「チェック&リマインド」に精を出せってか!。いっぱしのステップチェッカなら!。