Dom & Roland - No Strings Attached


昨年末のリリースで今年のベストアルバムリストの方に入れることにしましたのが、暗黒サイバーなドラムンベースの大物Dom & Roland。凝ったリズムの打ち方をしてるのに疾走感バリバリのグルーヴ最高!。今回はゲストにAmon Tobin、Noisia、そしてMoving Shadowのボス・・・と色んな意味で大物が揃ってる。今年もドラムンベースのリリースは充実とのことで大変結構だ!。


Amon Tobinとのこの曲、とても両者の味が出てるコラボっぷり。



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Dom + Roland - Industry (1998)

それまでややハイプっぽくなってしまったシーン自体の自浄作用なのか、はたまた「世紀末気分」にドップリ浸っていたのか、ハード、ダーク、アグレッシヴ化していった90年代末のDNBシーン。その代表だったのがDom & RolandとEd Rush & Optical。この2組のデビューアルバムがその中心と言ってもいいかもしれませんな。ただほぼ同時期に出てきたこの2組、「Dom Rush & Optical」とか「Ed & Roland」みたいにごっちゃになりそうな感じあったが、同じハードでダークなサウンドでもエドオプはうねるようなグルーヴとファンクのリズムを高速化したビートが「それ以外やらない」って程徹底してるのに対しドムローの方はリズムパターンの妙で聴かせる、という違いがある。「Industry」は音の雰囲気や硬質で凝ったリズムが1stにして構築できてるが、リズムは今よりテンポがややゆっくり(今が速くなってるということか)だけど、このくらいのテンポもまたイイね。


Every Little Thing - The Remixes 2 (1998)

おまけ。Eboman、Deejay Punk-Rock、そしてDom & Rolandと、エブリリトルな感じじゃない面子参加のリミックス盤。日本各地の大型古書販売店レンタルショップなんかに大概あるだろうから、恐らく(ネット以外で)日本でDom & Rolandを聴こうと思ったらこれが一番入手しやすい音源なのか?。ヴォーカルが頭にちょろっと出てくるだけで、DNBファンにも優しいリミックス。