Inspectah Deck - Manifesto

もう「何か習い事などされてますか・・・?」とか聞かれたら「あの・・・ウータンを少々・・・」と答えてやろうかって程のオレが送るプチWu-Tang Clan特集も今晩でシメ。最後を飾るのはRebel INSと言えばモチロンのInspectah Deck!。4枚目のソロアルバムが出た!、のはいいが「Wu-Massacreとかが話題を集めてるこの時期に?」なんて思っちゃうか?。否、それは甘い!。華やクレイジネスがある顔役級の横で、確実なスキルを持ってその実力を見せつけるDeckのカッコいいポジションそのものみたいではないか。実際今回のアルバムもまた随〜分地味。本人とAlchemist以外はあまり名前聞いたことないトラックメイカーを起用してよりラップに集中するという、かなりコアなヒップホップ/ラップ好き向けの作品に。しかしこれぞDeckという仕上がり、いいですね〜。んまあ、Wu-Tangっぽさがかなり抑え目という点は意見が分かれそうかもしれないんだが。あとタイトルね・・・。本人やアルバムの出来には関係ないけど笑ってしまう。「Manifesto」って、そんなダブり方あんのかいなと。


チャンピオンって曲ならもっと勇ましくド派手になりそうなとこを、この渋さよ。



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Inspectah Deck - Uncontrolled Substance (1999)

Wu-Tangの中では「実力派ラッパー/リリシスト」であることがキャラというのはある意味最強と言ってもいい、隠れ人気ナンバーワンのDeck。ソロデビューがMethod Manの1st〜Ghostfaceの1stの「RZA全曲製作シリーズ」に入らなかったのは惜しい。それでもその5枚にも劣らぬ出来&ワタクシの好きさ加減な1st。


Produced by "Soul Brother #1"で、(これまただいすきな)Vinia Mojicaが歌うのは・・・!。最高だなあ。


Gang Starr - Moment Of Truth (1998) / Pete Rock - Soul Survivor (1998)

Deckのソロでの代表作と言うと、本人の曲よりGang Starrの「Above The Clouds」とPete Rockの「True Master」が浮かびますね。フィーチャリング仕事で代表曲なのも「らしい」し、同じ年にPete RockGang Starr両方ってのも実力者ならではだ。カコイイ!。


Amateurs get hung with they own gold chains! ・・・ビデオすげえ。Kuruptは「Manifesto」にも参加してるのが嬉しかった。



和風なトラックが!。しかしGuruさん大丈夫なんだろうか。本人の容態以外も何かわからないことになってるみたいで心配。


おまけ


・・・ちなみにGhostfaceが「Champ」って曲をやるとこうなります。それぞれ個性が出てて面白いな。