Louieville Sluggah - Best Kept Secret

またもDuck Downもので!。Originoo Gunn Clappazの"O.G.C. Gunn Clappa Number Two" Louieville Sluggahの2ndソロアルバムは、前作同様Duck Downから離れて自分のレーベルOut The Parkからのリリース。音的にもさらにDuck Downから離れてて、サウスっぽいトラック(以外に合ってる)や、ロックな曲まである(こちらはHeltah SkeltahのRock様ではなく音楽ジャンルのロックね)。ヘナっとした声質のラップは相変わらずの味だし、O.T.P.のラッパーにLouievilleがフィーチャーされてるという扱いの曲も入ってる「フックアップ」の精神なんかも感心できるけど、全体的にはかな〜りB級。結論としてはまずアルバムの出来や好み以前にDuck Downっぽさがないことを大前提に聴きはじめるほうがいいでしょう。Smif-N-WessunのSteeleが参加してるんでDuck Downとは完全には切れてないみたいなのは嬉しい。


この曲はいい感じでLet's Go!。



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Louieville Sluggah - Dinner Time (2007)


かなりひっそりな感じで出た印象の1stソロ。こちらは2000年代中ごろのサグなヒップホップっぽい音・・・ぶっちゃけG-Unitとかみたい。これも新作もDuck Downぽさの排除はかなり意図的。


このビデオ、チリで撮影されたんだそうな。


Originoo Gunn Clappaz - Da Storm (1996)

Starang Wondah、Top Dog、そしてLouieville SluggahでO.G.C.!。その1stは紛れも無いヒップホップクラシック!。くぐもった煙たいトラックはもう「幻想的」と言えるレベル。このころはDa Beatminerzが既に分業状態だったんだが今作はそれが良く作用してると思うし、半分はDa Beatminerz以外の製作(Madlibも1曲ある)だったりするんだが、アルバムの空気の統一っぷりがハンパ無い。その上で延々とマイクを回す3人がラップスタイルもキャラも意外とバラバラで、コントラストも含め実にカッコいいんです。表面的な起伏を抑えているのに全然飽きずに聴ける、間違いなくサムシングがあるアルバムだ。現在は、ってか1999年の2nd以来グループでの活動がほとんど無いのが惜しい。LouievilleはOTPでいろいろ頑張ってるのは分かるんだが、これ聴き直しちゃうと「O.G.C.もう一度!」、という気になる。Heltah Skeltahも色々あったのに10年のブランクの後アルバム出したんだし。


これ「No Fear」ね。Duck Downがアップした動画なのに曲名間違ってる。


おまけLouieville Slugga - Welcome To Louieville (2010)

今年「Welcome To Louieville」ってアルバム出したこのLouieville、SluggahではなくSluggaで言うまでもなく別人です。こちらはオークランドのラッパーで故Mac Dre関連の人らしい。当然西の音で、チラッと聴いたらハイフィーとかもあって結構悪くなかったという。