General Steele of Smif-N-Wessun - AmeriKKKa's Nightmare Part 2: Child Of War

Duck Downプチ特集のシメはこの人、Smif-N-WessunのSteele将軍で!。ブラックスプロイテーションムービーものだった去年のアルバムに続いて今回はミリタリーネタだ!。ラップはシリアスなメッセージをテーマにした現代アメリカを切り込んでいくポリティカルなものなのに、トラックは軍隊音楽のドラムパターンと映画音楽的サンプルを取り入れた「軍もの」ノリなのがイイな。パトリオティズム的なものでなくもっとガキっぽい「軍ものカッケえ!」って感覚で、コンセプトアルバムとしても面白い。YoutubeにはSteele本人が曲を解説するビデオ(恐らくアルバム全曲分)がアップされてるんで参考になります。


マカロニウエスタンモリコーネ)ネタをミリに流用。フィーチャリングはDead Prez。



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General Steele of Smif-N-Wessun - AmeriKKKa's Nightmare (2004)

Part 1はミックステープ。音はいかにも2000年代中ごろのハードコアヒップホップ・・・ぶっちゃけG-Unitっぽい・・・またか!。


General Steele of Smif-N-Wessun - Hot Style Takeover (2007)

これもミックステープ。こっちの方がいい出来だと思うが、全体的に曲が短し。Black MoonからBuckshotじゃなくて5FT参加ってのが渋いね。


おっ、カッコいい!。1分くらいしかないけど。


Smif-N-Wessun - Reloaded (2005)

Duck Downは若干浮き沈みの時期があると思うが、最初の「沈み」は間違いなくSmif-N-Wessunの2ndがズッコけたのが大きいと思う。それが1998年で、そこから7年後のこのアルバムは「リローデッド」の気持ちも十分の復活作。とくに一聴してそれと分かるDa Beatminerzのトラックが素晴らしい。


この曲は00年代マイフェイヴァリットソング、ヒップホップ部門の10曲に入る好きな曲。モチロンDa Beatminerzのドン太いビート&エモーショナルなサウンドにTek-n-Steele & Kweli!。


おまけKillarmy - Silent Weapons for Quiet Wars (1998)

例えばギャングやピンプ、ホラーやアメコミのキャラ、そしてカンフーに至るまでヒップホップの要素も色々ありますが、その一つにあげられるだろう「ミリタリー」。Public EnemyもS1Wって私設軍(!?)も抱えてるし。Boot Camp Clikなんか言うまでもないとこ。しかしいっちょミリタリーヒップホップ特集でもやろうかと思ったんだけど、アルバム丸ごとそれってのはけっこう少なかった。そこで真っ先に思い出すのはKillarmy!。Wu-Tang純レギュラーのグループで、迷彩ファッションに身を包んで「殺人軍隊」を名乗るという、完全に信用できるセンス(!?)。ただ00年代は隊員各自個人活動が中心だったか。