My favourite Grime albums of 2010 (Second half)
12月なんで引き続き慌ただしくいきますぜ。今回はグライムのアルバムを慌ただしく一気に聴いていこうっちゅう寸法よ。全部で9作!。それも今回はミックステープはナシで全部オリジナルアルバムね。
●JME - Blam!
Boy Better Knowの若頭(?)JMEの2nd。グライムらしいワイルドさを残しつつもリズム感やシンセ音はカラフルに仕上げたトラック群にJMEのイキの良いラップがマッチしてる。ポップというのとは違う聴き易さがあって良いね。
●Frisco - Fully Grown
これまたBoy Better Knowから、Friscoの1st。今回取り上げたアルバムの中では一番「グライム」と聴いてイメージするサウンドなのか。ちゃんと作ってるアルバムだが、ミックステープから感じる猥雑さとか良い意味での「いい加減さ」がないのが良し悪しという気もする。でも渋いグライムのアルバムってのも面白い。
●Roll Deep - Winner Stays On
え〜コアなグライムファンはとことんズッコケ済み!。女性ヴォーカルとトランス風シンセが目立つ、一言で言えば掃いて捨てるようなユーロポップみてえなアルバムだ。でも最早「掃いて捨てるようなユーロポップ風グライム」ではないので結構割り切って聴ける。掃いて捨てるようなポップも好きだしね。今年のUKビートミュージックシーンはポップに乗り出したアルバムが散見されて「悪かないけどモヤモヤ」みたいな感想もブログでは書いてきたが、これモヤモヤすらしねえもの。シングル2曲がUKチャート1位になったけど、アルバムと一番新しいシングルはトップ20に入らなかったのが謎。くじけずとことんやれって!。
1位でいいじゃんこんなの、って気がするな。
●Tinie Tempah - Disc-Overy
これまたシングル2曲1位、アルバムも1位ってんで警戒してたTinie Tempahのデビューアルバム。聴いてみるとUSのヒップホップやR&Bを意識したアルバムとしては良く出来ててちょっとビックリ。
●Jammer - Jahmanji
グライムシーンにこの男あり、というMC遂にアルバムデビュー。トラックはBig Dadaから出たのも納得な、ビートミュージックの観点から見ても面白いもの。でJammerのレゲエシンガーのような声質のラップがこれカッコいい。「Party Animal」って曲名みたら不安になったけど、Toddla Tのノリノリトラックだったんで安心。
●Klashnekoff - Back To The Sagas
こちらはグライムというよりはUKヒップホップなんだけど、ここで取り上げちゃおう。K-Lash Nek-Offの3rdアルバムはタイトルも名UKヒップホップ盤だった1stを意識した充実作。最近のグライムのシンセサウンドみたいのほとんどない。でもリズム感やラップの節回しにちょっとグライムっぽさがあるトラックもあったりして。
●Wiley - Avalanche Music 1: Instrumentals / JME - Avalanche Music 2: Instrumentals / Crayzee Banditt - Avalanche Music 3: Instrumentals
最後にまとめてAvalancheが出してるインストシリーズを。現在までにW"iley、JME、Crayzee Bandittの3組が出てるこれは、アンリリースやアルバム未収録(&収録済み)、ミックステープものなどのトラックのインストを集めたもの。やっぱこういうのが楽しい。
おまけ
Jammerミーツ象。