Beats

Liar - Strange Love

ブカレストのLiarってトラックメイカーの(デビュー作?)「Strange Love」。ガラージ、2ステップ、ダブステップなどのグルーヴに、ダークで少しだけ不穏かつ幻想的な音の情景の妙が中々聴かせるEPでしたよ。その妙とサウンドは、「愛は奇妙な場所に潜む」と…

The Gaslamp Killer - Breakthrough

最早「フィード・ミー・(モア)ダーク・シングス!」とばかり言ってる人みたいになってきた今日この頃。いやダークなだけじゃなくてホラー、ゴシック、サイケ、トリッピーでドラッギー、ダビーでなんならコズミック感にグルーヴ感も!、なものが好きなんで…

Plan B - ill Manors

この夏UKのチャート見てたらPlan Bの3rdアルバムが初登場で1位に入ってたんで「また売れてんだな〜」とか思いつつ聴いたら「これで1位か!」という中々ハードな出来で感心したのだった。まずもって「ヒップホップ回帰」って雰囲気のトラックが良くて。ヒップ…

Essential Beats Albums 2012 (So Far)!

上半期まとめシリーズ第2回はBeats編。エレクトロニックミュージックの中でもビート中心の、サブジャンル名で言えばダウンテンポ、トリップホップ、ファンキー、UKガラージ、2ステップ、ダブステップなどなどね。と言っても今年はアルバム丸々一作ダブステッ…

Traxman - Da Mind Of Traxman

最近どう?、ジュークジューク、フットワークミュージック聴いてる?。...などどみだりに流行には乗らないワタクシ、さりとてミュージック・アディクツのためのブラン・ニュー・クラックたるフットワークはキチンと追っておるのです。やはりそろそろ時期的に…

Selected Dubstep Albums 2011 (Jul - Dec)

あけましておめでとうございます!。さて、年明けからしばらくは2011年下半期まとめでお付き合いください。今日はダブステップ編!。とは言え昨年のダブステップの動向に関してはその広がり方には不安をおぼえてしまう程だったような。ハウス、トリップホッ…

Sully - Carrier / Damu - Unity

とてもナイスなステップぶりで2011年印象深いアルバムだったLV & Josh Idehenの「Routes」。コレをリリースしたKeysound Recordsがさらに立て続けにアーティストアルバムを2作出してて、これがどっちも良かったんでまとめて今日のネタに!。 Sully - Carrier…

Bonecold - Somnipath

またしてもフューチャーガラージもの。Broken BubblesからBonecoldなるマンチェスターのアーティストアルバムを。名前の通り骨身も凍るようなアンビエンスがまずは秀逸。ビートは複雑だけど当たりは強くなく、ガラージや2ステップの「カチャカチャ」、「コト…

Arcadion - More Petrol

音楽好きであるほど「好きなアーティストは?」とか「好きな曲は?」という質問はとても答えに窮するものがある。要するに「そんなのすげえいっぱいあっから!」なんだけど、好きなレーベルに関しては答え決まっているのだ。Depth ChargeことJ. Saul KaneのDC…

Radikal Guru - Rootstep

まあ色んなダブステップが出てきてる昨今、されどルーツも忘れることなかれという気分になる良いアルバムなのがポーランドのダブステッパーRadikal Guruのデビュー作。ポーランド産っつってもジャマイカ以外のエスニック感はなく、トラディショナルなダブ&…

Machine Code aka Dean Rodell & Current Value - Environments

ようこそマシーンへ!。ドイツのハードでダークなドラムンベースの鬼Current ValueことTim Eliotと、彼を含めた数多くの魑魅魍魎DNBシストの作品をこぞってリリースするレーベル群をまとめるDean Rodellのコンビ、Machine Codeのデビューアルバムが出た!。…

Spatial - Spatial

猛暑な日々はどうなった?、という突然の涼しさでこういうのを聴きたくなるここ数日。これまでシングルでリリースしてきた「Infra」シリーズをまとめ、更に未発表曲を追加したSpatialの1stアルバムとかね。ジャンル的にはダブステップやガラージものだが、と…

SBTRKT - SBTRKT

今年の頭にNMEのSound of 2011をパクってアルバムが楽しみなアーティストのリストを作りまして。そこで堂々の1位に選んだのがこのSBTRKT。すなわち今日取り上げるのは今年一番の期待作ってことな、そのデビューアルバムってわけだ。が、断言しちゃえば期待は…

Selected Dubstep Albums 2011 (Jan-Jun)

上半期リストシリーズ第二回はダブステップアルバム編!。今年はとにかく「ポストダブステップ」って言葉の踊り具合が大変なもんだが、むしろある程度形づいたものからさらに色々試してみるという動きはとても自然なことではありますわな。まあ、BengaやSkre…

Lamb - 5

Lambも再結成してたって知ってた?!。90年代中盤のトリップホップシーンに咲いた一輪の花、それも美しき毒花といった感じのAndy BarlowとLou Rhodesのデュオ、タイトル通り5作目のニューアルバムは8年ぶり。オーガニックな音やロックっぽい感触のトラックも…

Soom T & Disrupt - Ode To A Carrot

なんだか今年は神もホトケもへったくれもあったもんじゃねえな、という気分な年ですねえ。そこで我々はジャーやアタリにしがみつくべ!と、ミエミエのイントロダクションで取り上げるのが、ドイツのチップチューン・ラガダブ・レーベルJahtariのDisruptが女…

Stagga - The Warm Air Room

バッドアスなベースミュージックだいすきならかなり満足できるのがStaggaのデビューアルバム!。ダブ、ヒップホップ、ダブステップといった音楽のパーツを所々極端に抜き出したかのような音数少なくもグニョグニョでグルーヴィンなビートとベースが、何かで…

Mexicans With Guns - Ceremony

以前Diego Bernalというアーティストのリミックスやってたのをブログでちらっと取り上げたことあるMexicans With Gunsという謎のアーティスト、読み返してみたら「アルバム出さないかな」とか書いてた。で、こやつが出してきたってぇの!。正体はErnest Gonz…

Red Snapper - Key

アブストラクトなエレクトロニックミュージックを生演奏する素敵なバンド、Red Snapper。2002年に一度解散しちゃった後にそっと再結成しておったのですが、それ以降では初のオリジナルフルアルバムがようやく出たんで大喜びです。ほぼ10年ぶりのアルバムにな…

Shackleton - Fabric 55

去年Surgeonの「Fabric 53」聴いた時「コトシのベストミックスアルバムはコレだ!」と言い放った後に「55番目はShackletonです」ってアナウンスがあったんでさすがのオレも「ちょ、待てよ!」って野面で言っちゃった昨年暮れだったのよ。そりゃ慌てるわさ!。

VA - Night Slugs Allstars Volume 1

もう2月なんでさすがに「2011」のクレジットなアルバムもちらほら出始めましたね。でもしばらくは昨年リリースで気になったアルバムを取り上げようと思います。ダブステップやUKファンキー、ガラージやハウスを中心にしたサウンドで次なる予感を感じさせるレ…

My favourite Drum N Bass albums of 2010 (Second half) Pt.2

●Black Sun Empire - Lights and Wires オランダのダークなDNBユニット。近年はダブステップにも熱心なご様子で、今回のアルバも結構そんな曲収録。でもオーソドックスなダブステップと聴き比べると若干リズムの取り方が一線を画してる感じがするのはおもし…

My favourite Drum N Bass albums of 2010 (Second half) Pt.1

明けましておめでとうございます。新年の挨拶もそこそこに早速ドラムンベースのハナシだけどいい?。去年ブログで取り上げられなかったアルバムを一気に聴いてみるシリーズのDNB編ってことですよ。今回は全部で15作!なんで2部にわけてあります。便宜上「マ…

My favourite Grime albums of 2010 (Second half)

12月なんで引き続き慌ただしくいきますぜ。今回はグライムのアルバムを慌ただしく一気に聴いていこうっちゅう寸法よ。全部で9作!。それも今回はミックステープはナシで全部オリジナルアルバムね。

Terror Danjah - Undeniable

なんか暖かいせいかあまり12月という気分が出ないこの年末ですが、メンターもランニングなこの季節(ルー大柴風表現)、みんな慌ただしいのは年間ベストを選ばなくちゃいけないからだよね!。なのでオレ様も今月一杯は年間ベストクラスのアルバムピックでブ…

Skitz - Sticksman

UKヒップホップも大好き派には嬉しい一作。その界隈では大物のDaddy Skitzのニューアルバムはほぼ10年ぶりだ!。そうなるとこのブログで散々っぱら言ってる「この10年のUKブレイクビーツミュージック云々」をまた持ち出すかと思ったら、さにあらず。だってグ…

VA - Ninja Tune XX presents King Cannibal: The Way Of The Ninja

「あンた!、まだ使ってないリズムあったわよ!」「それじゃもっとビーツ&ピーシズくんな、かあちゃん!」。Ninja Tune20周年おめでとう!。記念コンピと同時に記念ミックス盤もリリースされました。担当はKing Cannibal!。レーベル20年のカタログからなん…

VA - Ninja Tune XX

(映画「Taxi 2」のマネっぽく)「ニンジャ〜!」。Ninja Tune20周年おめでとう!。でもNinja Tuneなら20年くらい軽く持ちそうな印象ずっとありましたね。時代の先端に(無駄に)行くことなく、かと言って後追いするようなマネもしないくらいの先進性。高い…

Roots Manuva meets Wrongtom - Duppy Writer

Roots Manuvaのダブ&レゲエリミックスアルバムが悪かろうハズなかろうて!。マッドで最高なカヴァーアートワークから連想するほど実はズブズブなダブミックスではなく、結構Manuvaなラップ(ヴォーカル)もしっかり残していて適度にライトな仕上がりだった…

Skream - Outside The Box

こりゃ楽しいアルバム!。ダブステップやレイヴ風、UKガラージまで含むビート群にカラフルなシンセ音。La RouxからMursまで登場するし、聴いてて飽きないバラエティさ。しかしこれがあのSkream、それも5年ぶりの2ndアルバムだって知ったらこっちもそんな悠長…