The Best of WORST Album Covers of 2010!
年が明けたんでやはり年間ベストのリストをメイキング!、というわけで今日からそのシリーズ。第一回は当然ワーストアルバムカヴァー部門だ。2010年は米の某サイトで日本の某ヒップホップグループが1位になるなどワーストカヴァーシーンにとっては実り多き(?)一年でしたね。そんな2010年のワースト一番人気盤はどうやらJeff Beckの「Emotion & Commotion」の様子。まあ異存なしかな。一方、最近はネットでエロ画像なんかよりもむしろヒドいアルバムの画像ばっかり探しているという、「そっちの方がよっぽど変態っぽい」と言われてもしかたないワタクシが選んだ2010年のベスト・オブ・ワーストは以下の通り。一歩先行く11作で。
The Weird Weeds - Help Me Name Melody
アウトサイダーアートみたいと思えばいいのか。家に人が来たときエロDVDとかよりこのCDがあった方が「この人大丈夫?」って思われそう。音は穏やかなアコースティックサウンド。
Tracey Thorn - Love and It's Opposite
なんとTracey Thornがランクイン!。これ写真に写ってない家族がもう一人いて、その娘の部屋にある写真全部こんな感じだったりして・・・みたいな想像すると凄く怖い。でももし顔の部分が塗りつぶされてなかったらただの家族写真なわけだから、それはそれでワーストかも。考えたらEBTGの最後のアルバムとかもカヴァー酷かったっけか。
...A Toys Orchestra - Midnight Talks
なんかすごくムカつくんだけど!。音楽聴いてる時って結構アルバムカヴァーが頭に浮かんだりするもんだが、曲カッコよかったとしてもこのカヴァーが頭に浮かんだらイラッとしそうだな。イタリアのバンド?。
Lil B - 6 Kiss
西海岸のラッパーLil Bのミックステープ。「I'm God」って曲入ってるんでこういうイメージなんだろうが、ご利益なさそ。このLil Bってハタチそこそこのラッパーだそうだが、これじゃおじいちゃんだよ。それにしてもこういうアメリカ人の画く下手くそなチャンネーの「萎え」っぷりといったら!。
Niveau Zero - In Sect
なんかセンスねぇ・・・くらいしか感想ない。なんなんだろこれ。実はこういうのが「真のワースト」なんだろうね。音はややインダストリアルなダブステップです。
Mock Toof - Tuning Echoes / Mock Toof - Normans Eyes (12")
まとまりの無いイラストの集合でワースト感はあるもののコレを選ぶのはやや無難かなという気も最初した。でもシングルカット曲のカヴァーで合わせ技としてエントリー。「おっさんお前がカットかい」と。
Soul Centre - General Electics
「こら!」「よしなさい!」と叱りつけたくなるようなカヴァー。このCD手に取った時「あ、買お!」ってならねえだろ、と思うコレ、実はあのThomas BlinkmanのSoul Center名義では約10年ぶりのアルバムなのだ。エクスペリメンタルかつダンサブル、シンプルなテクノサウンドで正直音はとてもクールでカッコいい。でもここで書いとくべきは「ジョンジョロ〜ジョンジョロ〜みたいな音色は無いので安心してね!」ってことだろうな。
Hard Ton - Selfish
3曲入りEPではあるが今年印象に残ったアートワークなのでランクイン!。ベストとワーストは表裏一体だけど・・・ワーストの方だなこりゃ!、というタイプ。でもこれで結構どういう音、っていうかどういう趣味趣向(?)かってのがわかるし、よく見るとオリジナルをわざわざ再現してる(背景を写真の合成などしてない)とこなど感心できる。・・・それ褒めポイントかえ?。
Copywrite - The Life And Times Of Peter Nelson
オハイオのアンダーグラウンドラッパーCopywriteのアルバム。これはベストでもいい素晴らしいカヴァーだが、おっかな過ぎ!。子供のときにみたらトラウマになりそうだ。
Crime In Stereo - I Was Trying To Describe You Someone
今年解散しちゃったらしいロングアイランドのメロコアバンド、最後のアルバムとのこと。「そんなヒドイ?。日本盤でしょ?。」と思ったら日本盤じゃないからワーストだってハナシね。変な日本語書いてあるTシャツとか間違った漢字のタトゥーとかそういうのした外国人をみたときの「あの〜・・・」って感じがするな。でもこれもし日本盤が出たら正しいカタカナ表記の帯が付けられて発売されて、帯取ったら意味不明の日本語が表れることになるわけで、それ想像したらちょっと面白い。あと日本のJポップのカヴァーアートもおかしな英語表記のものばっかりだから、まあ人のこたあ言えんな。しかし「死せず」ってどっから来たんだろと思いますよね?。「Not Dead」って曲入ってるんでどうやらそこからのようだな!。