My favourite Drum N Bass albums of 2010 (Second half) Pt.2

●Black Sun Empire - Lights and Wires

オランダのダークなDNBユニット。近年はダブステップにも熱心なご様子で、今回のアルバも結構そんな曲収録。でもオーソドックスなダブステップと聴き比べると若干リズムの取り方が一線を画してる感じがするのはおもしろい。



●Break - Resistance

ブリストルのDNBシストBreakの2nd。アルバム半分くらいでゲストを迎えててコラボっぽいイメージがあるが、基本アトモスフィアよりリズム重視のサウンドメイキングがクールでカッコいい。この人の音よく「ダーク」って言われてるけどダークってより「ソリッド」とかの表現が合ってそう。



●Vicious Circle & Universal Project pres. Siren - Broken Silence

Vicious CircleのViceとUniversal ProjectのRuxspinのコラボユニットSirenの初アルバム。スーパーユニット!みたいな派手な音でない、やや渋めな作りなのがイイね。ドラムのロールぶりに注目。



●Genotype - Ritual Dance

ReinforcedやRenegade Hardwareからのリリースでお馴染みの超ベテランGenotype初のアルバム!はミニマルダブ、ダブテック的サウンドでDNBやジャングルなグルーヴを奏でる驚きのカッコ良さ。コレはヤラレタ!。



●Random Movement - Lucky Guess

これがデビュー盤のRandom Movementは意外と珍しいアメリカのDNBシスト。で、さらに意外な繊細で美しい音作り。DJ Markyのお気に、ってのもわかるな。



●Chopstick Dubplate - Chopstick Dubplate Meet River Nile

北米でラガジャングルを極めている見上げた奴らChopstick Dubplate、そのコレクションアルバム。全曲Jah MasonのRiver Nile軍団(この言い方合ってんのか)のレゲエシンガーフィーチャーの、さしずめChopstick版「W / The Artists」。良いに決まってるって!。



●VA - New Blood 010

ミニマルなDNBならMed Schoolにおまかせ。ということで2010年には嬉しいレーベルコンピが出た。タイトル通り新し目なアーティスト中心の様子。Synkroとか、HeliosのリミックスやってるStrayなんかのマイクロなサウンドが特に良い。今年はBop以来のアーティストアルバムを期待。



●VA - Last Of A Dying Breed

老舗レーベルRenegade Hardwareのコンピも出ましたね。これまたほとんどアルバムをまだ出してない連中中心だけど、まだまだ悪悪ダークなDNBシストは山ほどいるってのが頼もしいデス。



簡単にまとめますると・・・ぱっと聴いてカッコいいArtificial IntelligenceやConcord Dawnあたりは幅広くオススメで、それにプラス一捻り欲しいのならDanny Byrd。キレイ目が好きならCommand Strange、Random MovementやCalibre。ダークな悪カッコ良さではAudioかBlack Sun Empire。Blameは良いポップさがあって薦めやすいが今回取り上げた他のアルバムと比べると逆に物凄く異質に響くかもしれないのは面白い。渋いグルーヴならBreakやSiren。ダブテクノ好きだったらGenotypeは興味深く聴けるはず。「おらぁラガラガだぁ」という同士には言うまでもなくChopstick!。