Shabazz Palaces - Black Up


Shabazz PalacesとはあのDigable PlanetsのリーダーButterflyことIshmael Butler のソロプロジェクト。デビューアルバムの「Black Up」はなんとSub Popからのリリースってんだから驚くわいな。90年代ジャジーなヒップホップの代名詞のような存在だったDigable Planetsからは一転、こちらはアヴァンギャルド、エクスペリメンタルでアブストラクトなヒップホップの宮殿。IshのラップもDigableなクールさもあれば、芝居がかった歌い方あったりエフェクトかけてみたり。トータルで言えばこういうの2000年代前半のアンダーグラウンドヒップホップに多かったような、ってな音。ホレ、昔秋葉原で妙にヒップホップやテクノのCDが充実してたソフト館あったじゃないですか。さも当たり前みたいな感じでアンダーグラウンドなヒップホップのアルバム置いてあって、火事で無くなっちゃったあそこ。あのころ思い出すような感じ。ただ全体的には整然としたカオスと言った印象あるのは元Digable Planetsたるとこかね。あとGonjasufiのアルバムもちょっと思い浮かべたけど、この2人イトコ同士だって。ホント?!。
Shabazz Palaces - An Echo From The Hosts That Profess Infinitum



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Shabazz Palaces - Shabazz Palaces (2009) / Shabazz Palaces - Of Light (2009)


Sub Popと契約する前にリリースしたEP群。スタイルは既に完成してるが、アルバムはもっとトラックごと様々でよりアヴァンギャルド。恐らく基本、品の良い人ってことなんだろうな。なんで聴くほうの好き好きの方が作用してくるかも。
Shabazz Palaces - Chuch

Shabazz Palaces - Belhaven Meridian

EPには未収録。


Cherrywine - Anchorman Blues (2003)


実は2000年代前半にCherrywine名義でソロアルバム出してるIsh。こっちの方が寧ろ今のビート感に通じるようなトラックがあったりするのが面白い。もちろんオサレっぽい音もあるが、時代時代で妙に異端な存在ではある。Ishのソロ活動としては他に4 HeroKing Brittのアルバムへのフィーチャーが印象深いね。


Digable Planets - Reachin' (A New Refutation of Time and Space) (1993)


90年代ジャズヒップホップの旗頭にどっちかというと「祭り上げられた」感あったDigable Planets。結局そのイメージに苦しみ、来たるべくNYハードコアヒップホップ回帰の波に押し流されて...なんて書くとやや大げさ?。それよりも「Rebirth Of Slick」のヒットでやや一発屋扱いされてか、中古屋にCDやたらあるってほうがなんだかというとこだろうか。正しく評価したいグループだと思う。ちなみに2005年に再結成してコンピ出たけど、オリジナルアルバムのリリースはないのが惜しい。あとLadybag Mecca可愛い。
Digable Planets - Rebirth Of Slick (Cool Like Dat)