Selected Hip-Hop EPs 2011 (Jan - Jun)


今日から7月!、となると、やはりやんなきゃいけない上半期リスト。今回から、これまでブログにアップしてないアルバムをジャンル別にリストアップして、カウントダウンして行ったろうと思いマス。第一回はヒップホップEP編!。近年は曲数10曲近くでアルバム並みのヴォリュームのもの増えましたね。無駄なスキットが無いタイトなものや、アルバムよりフットワーク軽い企画のものなど色々EPならではの面白さもあって見逃せない。全10作を気に入った順にしてカウントダウンで並べて見ました。

10. Asher Roth + Nottz Raw - RAWTH EP


Asher RothとNottzのコラボEP。ラップもけっこうやってるNottzさん全曲プロデュース。Asher Rothのダラダラとしたラップとの組み合わせ楽しい。この男の立ち位置いいな。あとビデオが最高。全8曲でChester FrenchのD.A.、Rhymefest、Kardinal Offishallの3人がゲスト参加。


9. 9th Prince - Salute The General EP


Killarmyの9th PrinceのEPはWu-Tang準構成メンバーも大好きなWu-Tangマニアはウッシッシもん。ゲストはKushって奴以外はGab Gotcha、 KillarmyのIslord、GP WuのRubbabandzと面子だけでもかなりですが、音もB級Wu-Tang魂炸裂だ。ちなみに9位に入れたのはもちろんワザと!。


8. Prodigy (of Mobb Deep) - The Ellsworth Bumpy Johnson Story


お勤めごくろうさん!。今年三月晴れてシャバに戻ってきた我らがProdigy、出所記念(?)作。Sid Roams4曲製作で後はThe AlchemistとKing Bennyの全7曲。全曲やっぱりのコアコアヒップホップ。というか、ム所入り前後で全然差異がないな。ゲストはHavocのみ!。


7. Evidence - I Don't Need Love


マッシュアップではなくサンプリングネタがThe Beatlesしばりという企画ものでありながら、Twiz The Beat Proのトラック、Evidenceのスローなラップもかなりしっかりしたヒップホップ作で、音楽的色物っぽさはないというのはEPならでは。アルバムカバーもナイス。隠しトラック含めて全10曲。Rakka、Oh No、Fashawnがゲスト。



6. Self Scientific - Trials Of The Blackhearted


ここ数年は片割れのDJ Khalilが外注仕事でグイグイ活躍中!の中久しぶりにSelf Scientificでのリリース。東西南どの良さも感じさせるトラックにやはりChace Infiniteのラップが嬉しい。全8曲でBig K.R.I.T.、Freddie Gibbs、Krondon、The Game、Talib Kweliとゲスト豪華。



5. Rasco - Next Stop: Seattle


シアトルの服飾ブランドIller Clothing製作のEP。TrifeやJ5なんかをやったことあるBean One全曲プロデュース。ラップ、トラック共に熟練の手馴れな仕上がり。全7曲でゲストはNironicとBig Nutzのみ。Planet Asiaは不参加だけど...。


4. Cali Agents - Close To Cash Pt. 1


...昨年末にRasco & Planet AsiaのCali AgentsでもEP出てましたよ。トラックがスタイル多彩かつアングラ派手派手でかなりアガる、中々の作。Little Brotherと同じTeddy Pendergrass使いの曲あるが、これ原曲をかなり残した濃厚なソウルっぷりが最高です。ゲストはNironicのみ。全7曲で1曲のみRoscoのソロ。


3. 1982 (Statik Selektah + Termanology) - The Evening News EP



昨年のアルバムのグッドぶりも冷めやらぬなか登場したEP。またしても明朗な情感溢れるサンプリングネタ満載。全8曲でゲストはAction Bronson、Wais P、Kali & Ghetto、Josh Xanatusと大物は控えた模様。ちなみにStatik Selektah今年既にFreewayとの「Statik Free EP」に、Freddie Gibbsとの「Lord Giveth, Lord Taketh Away」と全部で3作のコラボEPをリリース済みとはハードワーキング!。


2. Slaughterhouse - The Slaughterhouse EP


今年Yelawolfと共にShady Recods入りしたSlaughterhouseのインディ置き土産(?)。これが「オレ達がやるべきはこういうことだろ」ってな勢いで笑いが止まらない。特に1曲目の「Back On The Scene」が間違いなくそんな正義が成されてるって感じ。これフィーチャリングがBlack SheepのDresってのもシブイ。メジャーでもこの調子でやって欲しいとこ!。全6曲でDresの他The Loxもフィーチャー。Black Milkのトラックも有。


1. Curren$y x The Alchemist - Covert Coup


4月20日、何かを祝う記念日に合わせて発表されたCurren$yのフリーEP。全曲手掛けるThe Alchemistのトラックは彼のメロウな部分が存分に出たもので、Curren$yのユルユルラップと合わさればハイになるのもそりゃ確実。EPだけど今年のベストアルバムリストにも入れちゃう予定。