Canibus & Keith Murray are The Undergods - In Gods We Trust: Crush Microphones To Dust


暑中お見舞い申し上げます。毎日お暑うございまして冗談もブログのアップも休み休みになっています。しかし、大物ラッパーのコラボ作が巷を賑わしてるようなんでコレは取り上げねば、という事で本日のピックはCanibusとKeith MurrayのThe Undergods!。ジガ&何エじゃねえのかって?!。いや冗談ではなく実力から言えば連中やEm & Royceにもヒケを取らないコンビでしょう。2009年に出た予告編ぽいEPに曲を足したというか、アレの完全盤というフルアルバムが今年ようやく出たね。まずはとにかく切れたナイフなマイクの野獣っぽい2人なのにとっても仲良しなコンビネーションぶりが驚き(っつったら失礼か)。マイクの引継ぎ具合や、曲によっては2人でワンフレーズを交互に打ったりするとことかパーマネントなデュオみたいで、そこに関してはコラボの魅力とても良く出てる。しかしアルバムの世界観やサウンドは最近のCanibusの作風を引きずったようなダークで仰々しいアングラなノリで、ややCanibus主導っぽい感じ。なのでもうちょっとKeith Murrayのキレキレファンキーな味が出てたらもっと良かったか。ビートもうちょっと厳選して欲しかった、ってのもやっぱあり。全体的にコラボ作としても一アルバムとしても良いとことそうじゃないとこの差が極端な気がするが、この2人ってそういう(製作者って意味の)プロデュースというかハカリゴトみたいなの器用に出来なさそうではあるんで、そういう意味では「らしい」作品かも。
Canibus & Keith Murray are The Undergods - The Princes Of Persia