Selected Electronic Albums 2011 (Jan - Jun)


8月になってしまいましたが、上半期ベストをワン・モア・リスト!。もう一個だけ追加はエレクトロニック、テクノなアルバム編。今年はダークでカッコいいアルバムようけ出とります。結構ブログでも取り上げてきたんでそれ以外の10作をセレクト。


10. Egyptrixx - Bible Eyes


Night Slugs待望のアーティストアルバム第一弾。アシッドリフ、シンセサウンド、ダブステ&UKファンキーグルーヴなど、通常ならことさら強調して個性を出しそうな要素が全部押さえ気味ってのがオモロイ。


9. Emptyset - Demiurge


エクスペリメンタルに歪みまくるノイジーサウンドがとても耳に心地良い。前作よりビート感減ってるのにリズミックなままなのが良し。だがシングルの「Altogether Lost」が大好きなんだが未収録なのは惜しい。というか別もんで作ってるけど。


8. Locussouls - Locussouls


あのDJ Harveyのソロプロジェクト!。オールドスクールでバレアリックなサウンドですね!。全10曲中4曲がリミックスなんでちょっとEPっぽくもあるけど、リミキサーの面子がAndrew Wetherall、The Emperor Machine、Lindstrom & Prins Thomasnなど極上だなコレが。


7. Lucy - Wordplay For Working Bees


ダークでアブストラクト。ダンサブルなグルーヴではないビートが効いてる。チルにもよし。このLucyのレーベルStroboscopic Artefactsも注目しとこう。


6. Perc - Wicker And Steel


時にミニマル、時にエクスペリメンタル、複雑なリズムもあればちょっとUKファンキーっぽい曲もあったりして1曲ごとのグルーヴは様々だけど、全編息苦しくなるようなインダストリアル的ダークさが素敵なPerc、デビューアルバム。


5. Crowdpleaser - Crowdpleaser


トラックの構造はミニマルテックだが曲の味付けがどれもオリジナルなおもしろさある。 ファンキーなセンスの見え隠れ具合がグッド。



4. Morphosis - What Have We Learned


テック、ハウス、ミニマル、IDM、エレクトロ、どれでもないようで全部の要素があるディープなテクノ。マインドがエクスペリメンタルというか。全体的にテンポ遅めなとことかも。Delsinが出してるってのもちょっと驚き。


3. Mike Dehnert - Framework


とても「今年の音」として聴いてます。ただダークってだけじゃない、リズム主体の硬質な音の響きまでイカすテクノ。これもDelsinなんだな。


2. Surgeon - Breaking The Frame


先だっての「Fabric」から予想できる通り、グルーヴのヴァリエーションが広がってるSurgeonの新作。それも良い方向に進んでいながらの相変わらず鋼鉄な魂の音作りにホレボレする。やっぱ格が違うのお。


1. Art Department - The Drawing Board


オールドスクール、それもなんでもかんでもこの手の音はハウスと呼ばれてたころの感触があるトロントのデュオ。ヴォーカル曲も良い感じ。Seth Troxler、Osunladeなどゲストもすごい。



ダークなんばっかりだな。 Art Department、Morphosis、Locussouls辺りはテクノ、エレクトロニックものが細分化される前の雰囲気あるのが良いですよ。