Space Dimension Controller - The Pathway To Tiraquon6 EP


今日も来年のベストアルバム候補の話...先のことばっか言うクセに計画とかは全然立てない典型的なタイプだけど、間違いなく言えるのが、テクノ好きならコレには絶対ヤラれるよ!、っていうSpace Dimension Controllerだ。やや漫画チックなSF感を、デトロイトテクノや90年代中頃あたりのリスニングテクノっぽい雰囲気でやる若きテクノスターってとこで、最新EP「The Pathway To Tiraquon6」はネクストレベルに到達した感ありありの傑作!。毎回なにやらSF的ストーリーに準じて曲を作ってるみたいなんだが、今回はその親和性が高いというか、愚直なほどコズミックでギャラクティックな世界観をすごく良く表現できてる。それはリアリスティックというよりは、人々がかつてまだ宇宙や未来に幻想を抱いていたようなロマンとファンタジーに溢れてるような。そしてレトロフューチャーな響きはその結果から感じられる、みたいな。単純に音色が気持ち良いってレベルでも素晴らしい。R&Sからのリリースってのも相応しいや。ほとんどアルバムサイズなんで今年のベストアルバムリストに入れても良いくらいだが、これが「プリクエル」である来年リリース予定のアルバムは大変なもんだろう。来年の楽しみがもう出来たよ!。計画性が無いんじゃなくて、未来にロマンを抱いてるのさ!(物は言い様)。
Space Dimension Controller - Tiraquons Return (A New Home)

Model 500の域に達してる...言いすぎじゃないだろう!。



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Space Dimension Controller - Temporary Thrillz EP (2011)


EPは過去3作出していて、前作はR&Sから初のリリース。その過去3作では必ずちょっとアーバンなファンクサウンドやその要素があったんだが、「The Pathway To Tiraquon6」にはそれが無いのがちょっと気になった。トータルバランスを考えてのことかも知れないが、来るべきアルバムはどうなるのかな。
Space Dimension Controller - Mercurial Attraction

こういうファンクネスの出し方もあるし。


Space Dimension Controller - Unidentified Flying Oscillator (2009)


SFへの執着はDrexciyaの深海へ対するそれくらいなSDF、その1stアルバム(?)。全体的にチープでエレクトロやアシッド感が強くやや荒削り。コレのリリース元のAcroplane Recordingsからやはりアルバム出してるAutomatic Tastyっぽいというか、良い意味でデモテープ的というか。あとBoxcutterのリミックスが入ってるのは正しくボーナス。UFOの「O」はオシレイター!。
Space Dimension Controller - SH-8040