Statik Selektah - Population Control


Statik Selektahのアルバムがもう出たって?。ビートが無尽蔵に湧き出る魔法の泉、だわなこりゃ。全20曲のフィーチャリングゲスト40組超というドえらいヴォリュームにも圧倒される本作、Statik Selektahが最近「イイゼ!」と思っているニューカマーなラッパーを取り上げるという狙いがあるそうで、Big K.R.I.T.、Freddie Gibbs、、Mac Miller、Chuuwee、GameBoi(この名前!)などゲスト陣の半分がそういった面子で、もう半分はお馴染みの面子というスタティックなセレクションの構成。それに合わせてかトラックもブライトライツ、ビッグシティ的アーバンなトラックやレゲエ調、ややウェッサイな雰囲気やヴォーカリストをフィーチャーしたキャッチーな歌フックを持ったものなど過去のアルバムと比べてかなり音楽的なヴァリエーションが多い。いつも通りのメロウでメランコリーな情感と、音のクオリティの両方安定してるのはサスガだが、作風は「バラエティに富んでる」とも「やや散漫でとっ散らかってる」とも両方言えるとこあるかも。しかし、Statik Selektahの作品聴いてるといつも思う「ヒップホップ初めて聴こうと思ってる人にオススメ」印は一番でショゥオフ!ショゥオフ!。
Statik Selektah - Live & Let Live (feat. Lecrae)

クリスチャンラッパーまでフィーチャーしてるという。



〜If you like this title, I also recommend...〜

Action Bronson & Statik Selektah - Well Done (2011)


そんな「Population Control」に息つくヒマも無く立て続けに出てきたのはなんとあのAction Bronsonとのコラボアルバム!。リリース量の多さと同時に「Action Bronsonが今年意外と大活躍だな」とか思いながら聴いた本作、「1982」とタメ張る位かなり良いです。すごくイロモノ扱いしてたBronsonだけど、ラップはスキルフルなのを再確認。こうなると二人とも、とくにActionの奴の方が相当オーヴァーウェイトっぽいのだけが心配だ。
Action Bronson & Statik Selektah - Cocoa Butter (feat. Nina Sky)

Nina Sky!


Slaine & Statik Selektah - State Of Grace


こちらはミックステープだがSlaineとのコラボでやはり全曲Statik Selektah製作。Slaineのアルバム「A World With No Skies」(2010)に収録されてたStatikプロデュース曲や、映画「ザ・タウン」サントラ曲、リミックスやフリースタイルなんかも入ってる。カヴァーのアートワークがワルい感じで◎!。あとIll BillとAction Bronsonをフィーチャーしてる曲あるんだが、それには真っ先に「全員健康に気をつけてね」と思っちゃった。

コレの別ヴァージョンも入ってます。


1982 - Race Against Time (feat. Bun B & Josh Axantus)


今年もそろそろ終わりということでこの曲も挙げておこうか。自分も含めてなんか世の中若干熱さが喉元過ぎてるみたいな気するんでね。よく聴いたんで「あいさつの魔法」の次くらいに当時のこと思い出すけど、いや忘れまじ。