P.O.S. - We Don't Even Live Here

ミネソタはミネアポリス・レペゼンなヒップホップクルーDoomtree所属のラッパー＆プロデューサーP.O.S.。「We Don't Even Live Here」はソロ4作目。インディでオルタナなヒップホップ・スタイルをさらに推し進め、今回は更に音も詩もパンキッシュなアティチュードを込めた作品になってるって言えるかね。一曲目セルフプロデュースの「Bumper」からそれがよく出てて、続くヒップホップのグルーヴにパンク精神を込めた「Fuck Your Stuff」なんかもとても良い。しかし後半4曲のドエレクトロな曲群（1曲はBoyz NoizeとHousemeisterが製作）、Bon IverのヴォーカルやAstronautalisをフィーチャーした曲のキャッチーさなどなどは、アルバム全体通して聴くと唐突な瞬間が連続してるというか、分裂気味というか。まあ曲単体では悪くないし、なにより「パーティ＆ライオット」な心意気や、現行のシーンどこ吹く風ってなインディ魂はやっぱ支持したい。
P.O.S. Performs "Bumper" - City of Music

ツインドラムでP.O.S. R.O.C.K.S.! アルバムヴァージョンよりややラフなこのビデオのヴァージョンがカッコイイ。

P.O.S. - Fuck Your Stuff

良いパーティやってると聞いて。

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Marijuana Deathsquads - Tamper, Disable, Destroy (2012)

P.O.S.はここ数年このMarijuana Deathsquadsなるユニットのメンバーとしても活躍してるそうで、新作にもそのあたり影響出てるかも。Marijuana DeathsquadsはGayngsってソフトロックバンドのリーダーRyan Olsonが中心の、エクスペリメンタル、ヒップホップ、エレクトロニックなロックユニットだとか。今年出た「Tamper Disable Destroy」はミックステープということで（ってことだろうか）ヒップホップっぽいリズム効いてる曲が多い。ちなみに上の「Bumper」のビデオで顔にモザイクかかってるのがRyan Olsonのようです。
Marijuana Deathsquads - Paper Cuts