Roots Manuva meets Wrongtom - Duppy Writer


Roots Manuvaのダブ&レゲエリミックスアルバムが悪かろうハズなかろうて!。マッドで最高なカヴァーアートワークから連想するほど実はズブズブなダブミックスではなく、結構Manuvaなラップ(ヴォーカル)もしっかり残していて適度にライトな仕上がりだったのは最初驚いたが、そんな調子が全編気持ちいい〜。WrongtomってHard-Fiとか一緒にやってたDJだしね。元々のラッピンがレゲエとの相性抜群なんで、トラック変えても輝いてるのも聴き所。Roots Manuvaって「気が利いてる」という印象があるんだが、今回も存分に利いておる!。「粋」って言ったほうがいいかな。



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Massive Attack v. Mad Professor - No Protection (1995)

リミックスアルバム、それも丸ごとダブ&レゲエなやつを色々聴いてみよう!。まずはMassive!。2ndアルバム「Protection」をMad Professorが全編ズブズブのダブダブな「無防備」ミックス。素晴らしい!が、欲を言えば「Blue Lines」のダブミックスなんてのも聴いてみたかった。あと映画「ハイ・フィデリティ」の中で誰かが「好きな曲」としてこの中の曲選んでたっけ。


「Teardrops」のシングルにはヴォーカルを残したヴァージョンも入っていて、それがまた最高にダビーで甘美。



Freak Power - Drive-Thru Booty / In Dub: The Fried Funk Food EP (1994)

Norman CookがBeats International後、Fatboy Slim前にやっていたアシッドジャズファンクバンドの1stの限定盤にはNormanがダブミックスしたEPが付いてた。グルーヴはレゲエではなくダウンテンポorトリップホップ的でベースたっぷり。「おまけ」扱いなのにNormanのディスコグラフィーの中でも上位に入る作品ではなかろうか。欲を言えばBeats Internationalの・・・。



The Dead 60s - The Dead 60's (2005)

ルードボーイというかクラッシュというか、そんな「魂(だましい)」をバリバリ持っててイカしてたバンド。00年代好きだったロックバンドの一つだったのに「21世紀のThe Specials」なんて呼ばれてたらホントにアルバム2枚で解散する奴があるかい!ってな感じでしたが、連中の1stアルバムの再発盤の限定盤もダブミックスのおまけCD、その名も「Space Invader Dub」付き。シングルで出してたものをまとめたものだが、こういう感覚も好きだったのに。ミックスはCentral Nervous System。



The Birthday - The Birthday meets Love Grocer at On-U Sound Mixed by Adrian Sherwood (2009)

こんなのもあったあった。バンドのファンはどう思うか知らないが、レゲエダブに乗るあのイイ声ヴォーカルもなかなかの味だよ。どういう経緯で実現した企画なのかはともかく、どうせならオリジナルアルバムの限定盤に付属ってカタチで出したらもっと気分出たかも。